ネタバレ・感想あり人豹と猛獣使い【コミックス版】のレビュー

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何があっても可怪しくない世界
ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昭和初期の帝都を舞台に、サーカス曲馬団で猛獣使いとして名を馳せている蘭吾は舞台を降りると、舞台中の華やかさや勇敢さが欠け、人を苛つかすというのが理由で他の団員らから折檻を受けている。その日は犯されそうになる事態にまで発展しかけ、あわや…という時に豹の半人半獣・豹さん(仮名)が現れる。2人は一目見た時に何か言い知れぬモノを感じ、蘭吾は「変装の名手兼用心棒になってやる」という豹さんの提案を受けることに。
人懐っこいく、優しく頼り甲斐があり、蘭吾が今まで接してきたことが無いタイプの豹さん。蘭吾は次第に彼に惹かれいき、ついに彼に「どうしたら抱いてくれる?」と問いかけたのだった―…という流れです。

いや〜…私はですね。古から続く「受けがピンチな時に攻めが"ウケノキケンヲサッチシマシタ"と、ご無体な!の所で助けに来てくれる」のも好きなんですよ。わかります、わかります。
作品によっては「マジこれこのまま助けに来ないと受けちゃん死んじゃう」ってヤツありますよね。
でもでもたまにゲスい心を持ったワイが「ァンア〜…この受けちゃんが攻め以外の奴らにご無体な~されてるのが見たかっ…た…ハッワイは一体ナニヲイッテイルンダ…!?ショウキニモドレ!攻めは受けのモノ、受けは攻めのモンだろうがバカァァァ!そこに入れ狼藉者!!成敗してくれよう!」となる時がある。あるんですよ…昔、敵から重症を負わされた攻めを助けるために、受けちゃんが敵らに良いように調教される(しかも攻めの眼の前で)商業BL小説を読んでから…オレの性癖が一つ歪んじゃったのよ…そう、NTR…お前厄介な性癖を…でも安心してくれ…その小説、攻めは無事に受けを取り戻し攻めによって敵は命を散らしたし、この作品も、身体だけは堕ちたけど蘭吾の心は永遠に豹さんのモノだったよ!良かったよ!!
攻めを想いながら他人に抱かれる受けちゃんが商業で見れて最高でした…商業で見してくれると「滅多にないからありがとう!」ってなるし本当に作品により「止めろ!攻め以外に抱かれるな受けよ!」になりますが、コレは「見れてサンキュー」でした…ジャッジが難しいのよ…

と、違う方向に熱が上がりましたが、半人半獣が出てくるので何があっても可怪しくない世界線を楽しめる作品です。真相はカットして綺麗に纏まってますし、ラストも好きでした!

ラストの写真の詳細が見たかったな〜けど美味しかったです!
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