ネタバレ・感想あり海はとおくに満ちて往くのレビュー

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18年
2024年3月27日
この作品、ものすごく好き。
静かで切なく、美しい。
85頁。
短いけれど、読後の余韻がすごかった。いろんなことを考えさせられる。
でも、人によって好みは分かれるかも。主人公に共感できるかどうかで大きく印象が変わりそう。でもそこも含めて私は好きだな…。

この作品はあらすじも一切見ないで、真っ白な状態で読むのがおススメ
……と、最初は書いていたのですが、読者によってはとてもきつい内容のようなので他の方のレビューも参考されたほうがいいと思います。

素晴らしい感性と表現力をお持ちの作家様だなと思いました。
この作品は何度も読み返す作品になりそう。
文学的な作品が好きな方におススメです。
寂寥
2024年1月13日
取り戻せない時、二度と会えない大切な人、淡々と静かに激しく想いがあふれていく。
今あるこの瞬間、会いたいと思える人がこの空の下のどこかに存在しているってだけで、とても幸せなことなんだ。
最後は心を解放できた主人公に、すっきりした読後感を得ました。 全85頁
3.8☆
2024年2月6日
ヒューマンドラマ短編作品としてはとても良い。過去に向き合う主人公の心情がやわらかく描かれている。優しい絵の雰囲気も作品に合ってる。ただ個人的な好みで言うと、絵はあまり好きじゃないのとちょっとモヤる感じがある、だけどそこが作品の良さでもある。評価は3.8☆
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作家名: 日々の杏
出版社: 祥伝社