ネタバレ・感想あり贋 まがいもののレビュー

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これは伸びる
2025年3月27日
まず作画が素晴らしい…。
立ち読みから来ましたが、数ページで「あ、これ買おう」となりました。表情の変化、様々な角度からの描写が細やかで、コマ割りや吹き出しの位置のおかげかセリフが読みやすい。「絵」をテーマにした作品なだけあるなぁと思わせられました。漫画越しの日本画から作者さんの画力が感じ取れます。

作画だけで星5つけたいところではありますが、お話も面白いです。どうなっていくのかドキドキするような感じです。
出てくる少女は2人とも賢くて、けどなんと言ったらいいのか、賢さのジャンルが違うというか…。上の子は思いやりに溢れていて、周囲をよく観察しています。下の子は聡明で頭の切れる、この作品に必要不可欠な存在であることがわかります。
2人はまだ少女だからこそ、多感に物事を捉えます。そして成長段階であることが物語の期待度をより高めているように思います。しかし、主人公には残された時間があり、その中で結果を残さなければならないという少女達の成長速度とのギャップがあります。これが物語のドキドキ感を助長しており、面白いところです。

いけないことなんだけど、どうしても主人公たちを応援したくなってしまう、上手くいって欲しいと願ってしまう。これからどうなるんだろう。そんなふうに感じる作品かと思います。
2巻にて主人公のインスピレーションが湧く瞬間は作画相まってウワッとなりますね。
今後に期待です!!!
ストーリーが良い。。。。。
2025年2月3日
個人的に時代物はあまり得意じゃないのですが、「マンガ沼」という番組で麒麟の川島さんがおススメされていたので、読んでみました。結論、敬遠せずに読んでみて良かった!絵がとてもきれい(丁寧に書き込まれている)なので、マンガの中の世界に引き込まれました。時代設定やキャラデザインがしっかりとしていてお気に入りマンガの一つになりました。
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絵描きの矜持
2025年1月3日
金の為には絵を描く事が出来なかった・・・
そんな貧乏絵描きが、金のために贋作に手を染める・・・

軍靴の音が聞こえる時代に彼は何を残すのか、読む可し!
すごい漫画きたー!
ネタバレ
2024年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 立ち読みから気になって購入
才能はあるのに売れない画家と
居候先の2人の女の子

血の繋がりは無いし
ただの居候のだったはずだけれど
ひとつの目的のために
罪を犯し
そして強い繋がりと
家族愛が生まれる

そしてオッサンの描く絵が本当に綺麗
贋作売る時の緊張感には
ヒヤヒヤ、ピリピリする
まさか薫さん、そーくるか(笑)

そして第4・5話が怒涛の展開
次巻も絶対買う
絵……うっっま!!!
2024年3月3日
昭和8年。売れない画家・内海があることをきっかけに贋作に手を染める物語――。

1ページの扉絵から絵の美しさに釘付けになった。
前作「夕凪に舞え、僕のリボン」も人体描写が完璧ですごいなと思ったけど、この作品は鬼気迫るような迫力があって、物語の吸引力が半端ない。
贋作を制作するシーン、すごかった。ぞくっとするほど線が綺麗。
墨を入れるシーンは主人公と一緒に息を止めて読んでいました。

第一巻はずっと不穏な雰囲気だけど、脇で明るいキャラクターたちが頑張っているのでそこまで悲壮感はないです。すっごく面白かった。
この物語、これからどうなるのかな…。
次巻を正座して待ちます。

【2024.10.15 追記】2巻読了。ますます物語が加速してます。うーわー、どうなるのこれ……。思わず頭を抱えるほど面白かった。3巻も正座して待ちます
続きが気になる
2023年12月22日
1巻読了。まるで良い予感がしないですが、話の展開としては面白いです。
脇キャラの姉妹もいい感じに頭が良くて好きです。
贋作に手を出してしまったのちの不幸を背負っていく、不幸に見合った幸せがまだ見つかりませんが、それも人生なんだろうなと思わせる続き方です。
安易なラストは迎えてほしくないと思いました。
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作家名: 黒川裕美
ジャンル: 青年マンガ 歴史
出版社: KADOKAWA
雑誌: HARTA COMIX