ネタバレ・感想ありひとり部屋のカギあずけます~すてきな第一発見者~【分冊版】のレビュー

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凸凹男女バディコメディの皮をかぶった怪作
2024年8月30日
物と機能を愛しひとりで生きるつもりのきいちゃんと、整理を好みひとりで死ぬことを怖がるソン氏による日常どたばたコメディ、というのは間違いないのですが、男女の友人にパートナーになる選択肢はないのか? きいちゃんという人間を作り上げた過去は? カギ友という役割を失ったときに2人の関係性は続くのか? 等々、複数の要素が複雑に絡まりあった怪作となっており、今本当に目の離せない1作となっています。
ベースはコメディなので楽しい作なんですが、最新の展開がまたすごい。続きを楽しみにしています。
最高なライフハック
2024年5月12日
自分もきいちゃんのような溜め込み癖はあるけど、あんなに度量大きくない。ジェンダー問題やハラスメントへの怒りを露わにした漫画を最近読むようになったけど、作者の怒りが強すぎてこっちが退いてしまったり萎えてしまう気持ち。
どんどん世間にこの不自由さ伝えてって欲しいけどそのボリュームじゃない、っていうのがワガママだけどあって。
そんなわたしの感覚にこの作品はジャストフィットしました。ソン氏の内省的な性格も好ましい。
恋愛に固まらない2人の関係性が羨ましい。
イイネ
2024年12月18日
題材最高‼️わかります!友達が2回ほど孤独死している人の部屋に入ったことがあるみたいで、不動産関係のお仕事って大変ですよね。
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冒頭のシーンが頭にちらつく
ネタバレ
2024年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 孤独死を恐れる几帳面で潔癖症なソン氏と片付けられない汚部屋の住人・きいちゃんの、恋人でも家族でもないのにお互いの部屋の合鍵を持ち合う不思議なカギともだちの関係が、一見いざという時の安心感があって良さそうに見えるのですが、最終的には どちらかがもう片方の死体を発見する&一人は残されてしまうんだよな〜と思うとちょっと悲しくなってしまいますね〜。冒頭で見せられたそのシーンが頭にちらついてしまい、そこに続いていく過去の過程を描いたストーリーに集中して楽しむことができませんでした。
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作家名: 銅☆萬福
出版社: 秋田書店
雑誌: フォアミセス