三巻完結、多分打ち切り。原作は未読。
決して悪い作品ではなかったと思うが『ゲーム世界や小説の悪役に転生』『最初から最強』系の作品はもう数えきれないほど出ている。いわば競争相手が数多くいるレッドオーシャン市場の作品である。
そしてその中で何がこの作品の売りだったか、と問われると正直回答は難しい。よく言えば癖のない万人向け、悪くいえば没個性の作品で、この先どうなるのだろうというわくわく感には乏しかったのが「俺たちの旅はこれからだ」で終わった要因だろうか。
絵も決して下手ではない。動きも丁寧に描いているし女の子も可愛い。ただどこが売りかと問われるとなかなか難しい絵でもある。
総じて「悪い作品じゃないんだけど…」という感じで終わってしまうのが残念。何か一ひねりあれば化けたかもしれない。
決して悪い作品ではないので、試し読みで興味がわいたら購入してもよいのではないだろうか。
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