書かれてる内容は自分がいつか考えたりしたことに近いことなんだけど、その中でどの方向かにふっきれてく主人公たちが描かれていて、表情とか、まわりの様子とかが絵ですっごく豊かに描かれているのがすごい。私はストーリーで読んじゃうくせがあって、漫画を食べて消費しちゃう感じになったりするくせもあるんだけど、これはストーリーじゃなくて絵をみてた。(ストーリーが面白くないわけじゃない)画面の切り取られ方が、目の表情が、なんかすっごい量の情報を伝えてきて、すごい。紙面全体で言おうとしてることが、ぐさぐさ心にささりまくる。だから、紙のバージョンを買いたいなと思った。でかい画面でよみたい。
あと、こっからは読後の感想。この短編3本が描いている人たちは、その世界を生きてる途中なんだなと思って、私も現実を生きてる途中だから、なんかみんな必死に生きてるし、私も必死に生きるし、生きるしかないし、どうしよう、でも生きれる。という気持ちになりました。