あまりに良すぎて一気に読んでしまった。人魚のワタがとにかく可愛い!見た目だけでなく言動や仕草がもう本当に愛らしくて庇護欲をかき立てられるというか。俗世にまみれてない純粋無垢なピュアさや素直さが溢れているワタがとにかく魅力的。真尋がワタに初めて出会った時に、人魚の存在をあまりに自然に受け入れてたけど、もう一目で魅了されてたんだろうなぁ。
ただそれ以上に、ストーリーが本当に良かった。ワタが人魚になった過去の経緯があまりに壮絶で哀しくて切ない。この過去があるからこそ、ワタのピュアさや可愛らしい笑顔が、様々な余韻を持ち尊さを増して引き立って見える。
昔話や伝承や伝説をファンタジー要素として今の時代の中に上手く取り入れた、素晴らしい作品だと思います。ファンタジー苦手な方にもぜひ読んでほしい!
真尋とワタの甘々なその後も見たいですが、ワタと弟タイラの幸せな日々を、何らかの形で見せてほしいです。