ネタバレ・感想ありそして長い夜が明けたならのレビュー

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また素敵な作品に出会えた事に感謝
2025年5月6日
割引をきっかけに読みました。ページのボリュームがある分とても丁寧な心理描写で最後までとても面白かったです。お互いの視点からの話が大好きなので読めたのが良かった。セの描写は多くは無いですが、ストーリー重視な方は凄くオススメです。
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距離の取り方、空気や感情の察知などリアル
ネタバレ
2025年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなリーマンBLでした!でも好き嫌いは別れると思いました。
小説のように丁寧に表現してるので読む文字数が多いでです。
同僚としてだけの関係性から身体の関係になってよら仲が深まっていくのかな…から、そこから先に進むまでのモダモダ長いです。
心の葛藤や相手への思いなどを、哲学的な文章で表現されてます。
西片は少し自分本位になってて、先に進みたい一心で、元カレとの心の傷を整理して、心も環境も新たにしてから根津と新たな関係をスタートしたい。だから引越しもしたいから待ってくれとお願いする。
根津は西片の思いを尊重し、待つ事に同意してするが、メールはするものの、待つ期間が、お互い忙しいとはいえ数ヶ月…引越しを手伝いましょうか?と聞いても断ったり、西片が自分の事を好きなのか疑問をもったり、心から深く繋がれる関係になりたいので、会えるようになってからも身体の関係まではもっていかずに様子みたりと…。
恋人とだけではなく、日頃の人間関係でもよくありそうだなと思うこころの動きをよく捉えてると思いました。拗れたらなんとなく面倒くさくなって、なんか違うのかな?とすれ違う方向になりがち。でもこの作品の2人はちゃんと自分とも相手とも向き合っていってるので、モダモダは長いものの、良かったーーってなりました。
ラブラブがいっぱい見たいのは本音ですが、大人のリアルな恋愛を深く堪能した感じで、私は好きです!
これだ、、、!
2025年3月23日
長い間求め続けたリアルにリアルを重ねた作品!ストーリー性、読み応え、画力どれを取っても天下一品でした!
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BLの枠に収まらない
2024年11月19日
感情よりも理性で関係を構築したいけど、感情を完全に排除することは出来ない。そもそも関係を構築したいと思うのは好意という感情があるから。でも、感情に流された関係だと、共にいる必然性、理屈がなくいつか壊れてしまう不安がつきまとう。人との関係を慎重に、時に哲学的深みにはまりながらゆっくりと歩み寄る2人。即物的なBLが溢れる時代に、近現代文学のようなこの作品は、とても貴重。作中に京都学派の哲学者三木清の言葉が挿入されているが、一世紀の時を経てもなお普遍的な問いを突きつける。人の弱さも、温かさも、寂しさも、優しさも、根源的なものは変わらない。
胸がジーンと熱くなる!
2024年10月10日
他の方のレビューがよかったので購入しました。
本当に休みの日などにじっくり味わいたい、かみしめたい、素敵な作品でした。
実際に都会に二人が存在しているのでは?と思いながら読んでいました。仕事や恋に悩んで、傷ついたり、愛を求めていく姿に胸が熱くなりました。
読み返すと下巻の表紙の絵柄がまたすてきだなと思います。心を許して触れ合う二人の姿が最高です。
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本当に長いね
2024年8月22日
いや~心の内の葛藤が鬱々ってなるんだけど それは確かに必要なことで身体の関係や カミングアウトについても
考えを巡らせ 周りの考えや態度に右往左往しながら
ゆっくり進む恋の話し。
2人のこれからをみたいな スピンオフ的な感じの優しさに溢れたお話し
待ってます。
良作…
ネタバレ
2024年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめ購入を躊躇っていたのは絵があまり好みではなかったからで、でもリーマン同士は大好きだしと何度も思い、思い切って読みました。正直1巻までは、すごく遠回りをしていてすれ違いを引き伸ばし過ぎじゃないかな、こんな感じで2巻までいくの、2巻もいったの?なんて愚かにも考えていました。最後まで読んで分かりました、お互いを本当に知るにはこの時間が必要だったんだなって。誰かを理解すること、違いを認め合うこと、大事なことに気付けたこの2人は大丈夫だなって思いました。ただ自分は1ヶ月も連絡が途絶えるのは怖くて耐えられないなって思う。傷付くのが怖いから諦めてしまうかもしれない。。2人のその後を切実に希望します!
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休日にじっくり読むのがオススメ
ネタバレ
2024年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれの心の葛藤がとてもリアル。
西片の元カレ遭遇起因ショック(幸せそうで良かったとか自分だけ肩の荷下ろして去ってく元カレ許さん)の自問自答とか、身辺整理するまで根津には会わないという西片に対する根津の心のモヤモヤとか。
やっとお付き合いが始まったと思ったら今度は根津がちょっと拗らせちゃったり、カミングアウトの件で意見が合わなかったりでこの2人もうムリでは…と思ってしまいましたが、そこで空橋さん。

空橋さんの結婚間近の彼が根津にジェラって披露宴参列拒否事件。そんな男はきっとモラハラ夫になるからやめとけ空橋さん!て内心叫んでたんですが、空橋さんの冷静な分析と西片に報告したことこそ、お互いに感じていた隔たりやズレや距離への答えなのかなと思いました。これは同性異性すべてのパートナーに当てはまることだよなぁ。
お互いに敬意を持つ、尊重する、理解しようとする、そんな想いを雨上がりの2人のキャッチボールが象徴しているようでした。

なお、といけ先生は映画や音楽がお好きなんでしょうね。作中にちょこちょこ映画音楽が出てくるので、その都度Spotifyで検索して聴きながら読んでみました。これオススメ。
じっくり進んでじんわりくるラブストーリー
ネタバレ
2024年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説を読んでいるような感覚になりました。
ストーリー的には身体から始まった関係のように見えますが、実は2人それぞれのそれまでの想いがあって、感動的でした。
迷ったり悩んだり、それぞれが自分自身や相手を見つめ直し、自分の気持ち、相手に対する気持ち、感情の変化や思考のあり方、仕事や周囲への対応など、すごく丁寧に心の機微を描かれているな、と感じました。
関係はなかなか進みません。よくあるBLの速度とは違う空気感で物語は進んでいきます。
えちでキュンキュンってタイプのお話ではないと思いますが、じんわり心に響く作品でした。
セクシャリティではなくても、誰にも言えないような類の悩みってきっと何処にでも転がっていて、何となく共感する部分もあったし、良い作品に出会えて嬉しいです。
そして、同性愛への差別みたいなのが表面的でなく根本的になくなるといいな、と思いました。
とても丁寧なお話
ネタバレ
2024年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵の好みはあるかもしれないけれど、とても読みやすいですよ。
都会の片隅に居るであろう2人。仕事に忙殺されながら、恋に傷つき、大切なものを得たいと願い事ながら、言葉に出さないことですれ違い、頭を胸を締め付ける。

クローゼットゲイの悩み、多様性と受容、変わるものと変わらないもの、変われないもの。
モノローグが詩的で、引用もあり、急に畏まるような表現になることも折り込み済みなのだろう。

同人誌的に描かれていたものが商業化された作品のよう。ゲイやヘテロでもパートナーとの溝や知らないことに気づく瞬間。
人と人の心の動きや昨今のLGBTQ+の状況を丁寧に描いていると思う。

心が魂が欲しい、肉欲に溺れる前に。教示的な部分もありながら、生きること、仕事に取り組むこと、得たいものに近づく恐さが表現されているように感じた。

いい作品だ。紙も買おう(笑)
2人の心が丁寧に大事に描かれてます
2024年7月1日
ただ愛し愛されたいだけなのに…。

仕事、人間関係、セクシャリティなどの問題を交えながら
もがき苦しみまた前を向いて歩き出す2人の姿にグッと胸を打たれ、応援する気持ちでいっぱいになりながら読みました!
丁寧に描かれた心に響くリーマンBL、
本当にステキな作品でした!!
時間がかかってる
2025年3月24日
立読み増量中だったので読んでみました。クローゼットゲイって何?と思ったらオープンゲイの反対で、隠してるって事なんですね。リアルにはクローゼットの人の方が多いんだろうな。学校や職場などにも、割合的にいたはずなのにカミングアウトはされたことないし。
明るく楽しいBLではなく、リアルに考えるであろう問題や悩みも詰まっていてだからこそ関係を進めるのに時間がかかったのでは。この先は購入しないとわからないとこあるけど、ネタバレレビュー読んで興味は湧いてきています。
絵はあっさり系だから好みが分かれるところ。エロより精神面、哲学的な要素が強い作品なのかなと感じました。
トーン重めでタイトル通り長い
2024年11月1日
クローゼット同士の同僚との職場恋愛を淡々と描いた作品。心にあるのに一線引いてしまって本当の気持ちを伝えない‥というストーリー展開。
作画は繊細な線が綺麗。たまに手抜きコマもあるのがちょい気になる程度。乱雑さはない。
互いに前の恋人達で傷があり、受けの独白と自己否定を描くのがテーマだったんだろうなぁ、中々ストーリーが展開しません。

ただひとつ!クローゼット設定の全作品に問いたいのですが、隠しておきたいことを、誰がいるかもわからない職場で寝た話をするかなぁ??SNSやら会話を残したくないって気持ちもわかるけど、見かけるたびに疑問です。
長い‼️
ネタバレ
2024年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両想いなのにここまでズラズラする必要あるかな~受けの元カレにあってショック受けてるのを見て離れ、くっついたと思ったら、受けからの誘いを断り、一冊にまとめればよかったのに。ためし読みも絵もよかったのに、本当に残念。
うーん
ネタバレ
2024年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丁寧には描かれてるんだけど、丁寧すぎて30過ぎた男たちがこんなナイーブなのはどうなのかと思ってしまいました。
とくに受けのもだもだがちょっと女の子っぽくてめんどくさかったです。
途中にはさまる空橋という女性の結婚相手とのいざこざも、そこで意地張るのも他人を巻き込むのはおかしいし、お互いわかり合えなくて結婚するのはどうなの?と思うし、じっくり解決するとか言ってる場合ではないとしか思えない。
リアリティーがあるようでいて、ゲイ同士の恋愛としてはこれはないんじゃないのかな
と、途中ですんなり心に落ちてこない事がけっこう多かったので低評価すみません。
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作家名: といけ
ジャンル: BLマンガ
出版社: KADOKAWA