最初は独特の絵柄でちょっと苦手かなと思いながら読みましたが、かなり面白いです!
セリフが少なくて「これどういうこと?説明不足じゃないかなあ…?」と思っていたことがあとからしっかり回収されるので読んでいて気持ちがいいです。
王道の主人公の見せ場や熱い展開がたくさんありますが、なろうファンタジーのようなご都合的主義的な感じがありません。なろうやバトル漫画で能力説明だけめちゃくちゃ文章長くなるやつがあまり好きではないんですが、この作品は初手で相手を必殺するくらいに真剣にバトルしていていいです。
自然への畏怖や家族への愛情が詰まっていて、それでいて押し付けがましくない。作者さんの微妙なバランスを押さえたセンスがとても素敵な漫画です。