ネタバレ・感想ありあまり愛していないあなたへ【タテヨミ】のレビュー

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テンポ良くて面白かった
ネタバレ
2024年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハラハラドキドキの陰謀解明と胸キュンの恋愛要素が程よくミックスされていてよかったです。縦読み漫画はやたら巻数が多くて読み始めるのに躊躇するのですが、テンポよく話が進んだので、一気読みしてしまいました。
カドリア(女みたいな名前ですがヒーローです)とレア=ロゼッタが案外すんなり真に結ばれてよかったんですが、カドリアはレア自身じゃなくてロゼッタの魂を愛しているので、複雑な気持ちになりました。レア自身が初恋の人だったオーウェンにとっては失恋と本当のレアの魂の喪失という二重の辛い結果になってかわいそうでした。第1部だけ読んだ段階では表紙の2人目の男性は誰なんだと思いましたが、あれはオーウェンですね。ただ、オーウェンが皇太子と同じような変なつり目のいまいちイケメンじゃなかったのは残念です。でもレアとカドリアは美形で好きです。縦読み漫画によくありがちな3頭身ギャグキャラもあまり気になりませんでした。むしろ、最後のページに出てくる3頭身キャラとその一言は好きでした。
ストーリーは概ね満足なんですけど、たまに説明が少なくて雑だなと思えるところが特に第2部でありました。例えば、45巻で救助活動に向かった船が難破しそうな難ルートに差し掛かって切り抜けた後、すぐに地上の場面になるんですよね。え?!って思いました。あと皇太子が神出鬼没過ぎだったのと、悪巧みの理由がいまいち理解不能でした。皇太子なんだから、黙っていても皇帝になれたのにそこまで危険を犯すのか?別の女の身体とはいえ、魂が母なのを外面だけでも婚約者として扱うのも気持ち悪かったです。
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作家名: RIDI / Seodamyeon
出版社: RIDI