前作の『クズ野郎とセ○レ君』も『呪いのせいにしておこう』も読んでます!!大好きです!!
驚いたのが、前作はどちらもアングラな作品だったのに本作のジャケットがあまりにも雰囲気がギャグすぎて同じ作者さんだよね??と混乱したことです(笑)
でも作家先生が好きなので買いました😄
表題作のぶっ飛んだ内容には腹を抱えながら笑いました!私は獅子宮様推しです~~!!
他にもギャグからキュンとするお話まで、大満足すぎる一冊でした。高校生のお話も可愛かったし、魔物のお話も可愛かった!作者さんの新しい一面を見せていただいた気がします😶
個人的に一番好きだったのは最後のお話です!
前作のような人間の狂気を感じ、人は簡単に軽薄になり粗暴になり、自分よりも力のない存在を見下して虐める残酷さを持っています。そういう人間の醜い部分と、与えられる罰を存分に堪能できました。
こういうBLが私は好きなんだぁ……!
仕事のできない相手に迷惑掛けられてそのストレスが溜まりにたまって悪意に染まってしまう人間はきっと一定数いるだろうな、昭和の時代だったらもっと多かっただろうな~なんて思います。
先輩も元々は優しかったし(それでも、してはいけないことをしたけど)後輩くんも昔はそんな先輩に憧れていたはずなのに…。
最後は考えさせられる終わり方で、心に深く刺さります。天罰だとも思うし、人の業を感じます。その後に描き下ろしを読んでさらにこの作品が好きになりました。
きっと何度も何度も読み返すと思います。
最高の短編集をありがとうございます!!!!