ネタバレ・感想あり妖艶の姫のレビュー

(1.5) 2件
(5)
0件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
1件
(1)
1件

【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

全体的に倒錯・退廃的な気配が色濃い作品集
2017年7月27日
「妖艶の姫」は既に言われているように、後味が一番悪い、確かに理解不能という内容です。
それにそれまで、普通の一般世界とは別世界に住んでいた女性が、純粋な普通の青年と惹かれ合う。そしてやがて二人で逃げ出そうとするものの、青年は女性を自分と同じ普通の世界へと連れ出せないまま、結局別れがやってくる。そしてこういった話の展開が、津雲むつみの「カタリーナ」に、似ているなと思いました。
おそらく、たまたまだとは思うのですが。こういうレディコミって、どうしても似通った話に、なってしまいやすいのか?
それからこの中で「紫妖花」は、確かに一捻りある内容ではあると思います。
あまり好みではないけれど。皮肉で残酷な運命に翻弄された、三人の若い男女の悲劇という感じ。プリシラ・麗という、どこか中性的な雰囲気を漂わせた妖艶な美女の存在感もあり。
「月華美人」というのは、もうそのまま、作中でも「今様楊貴妃」とか呼ばれている通り、楊貴妃の現代版という感じですね。あまり面白くないです。
そして文字通り、主人公の翠蘭の破滅の原因となる、安禄山になぞらえた男性のサリムが登場してくるのですが。でもやはりどうしても、この作者の東洋人の人種別の描き分けができていない感じが気にかかりました。アラブ系の男性のはずのサリムが、例によってただの日焼けした、欧米人男性のようにしか見えなかった。
いいね
0件
後味が悪い
2011年11月17日
読む前からなんとなくすっきりしないストーリーなんだろうなぁと思ったら、やはりそうでした。 なんだろう?設定が有り得なさすぎ若しくは古い!のかな。
とにかく共感点がまるでナシでした。
表題作だけ読んで、続きは読む気が失せました パック買いはおすすめしませーん!!
レビューをシェアしよう!
作家名: 星合操
ジャンル: TLマンガ
出版社: 宙出版
雑誌: YLC