ネタバレ・感想ありナイトライトハウンズのレビュー

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超絶美麗なダークファンタジー
2025年6月15日
初読み作家様。1巻まで読了。
試し読みだけでわかる、最高レベルの画力。背景も、構図も、隅々までパーフェクト。しかも1巻の最終ページまでずっとこのクオリティでした。ひえ~

背景はもちろん、台詞もコマ割りも、カメラワークまで海外っぽい。その中で超絶美麗な作画が展開されるので、まるでバンドデシネを読んでるみたい。

1920年代――世界恐慌直前の、禁酒法の時代がモデルになっています。
ギャングが実権を握る世の中で、孤児となり、大切な弟も失った孤独な青年が主人公。

こういう絵が超綺麗な作品って、ストーリーは……あれ……?ってことがままあるけど、さすがジャンプ…とても読みやすく仕上げてありました。登場人物は魅力的だし、無駄のないスピーディな展開で1巻一気読み。

憧れのバンドデシネみたいな世界が、ページ送りそのままでサクサク読めて、しかも絵が超美麗っていう、私には夢のような作品でした。
美麗なダークファンタジーが好きな方に超超おススメ。
絵も物語もすっごくよかった。正座して2巻を待ちます。
魅せる画力のダークファンタジー
ネタバレ
2025年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ギャングが牛耳る街で下っ端ギャングとして生きる主人公ジミー。家族を失い適当に生きる中、とある少女と出会う。名を持たぬという彼女にリリと名付け失った弟と重ねて親しくなる中で、実はこの街のギャング達をバンパイアが仕切っていた事を知る。そして少女が対バンパイア組織で利用されるバンパイア狩りの人狼だったという事も。人狼の寿命は10年。短い人生をそれだけに費やすことに異を唱え、バンパイアをせん滅出来たら自由にできるかもしれないという彼女の上司の言葉を信じ、スパイになる事を決意する。一方バンパイア側もそれを承知で生き残るために彼を利用しており…ってな感じで話が進んでおり目が離せない面白さです。絵も魅力的で背景、キャラクター、カット、どれをとっても造詣が良いです。敵側も狡猾で倒すの一筋縄ではいかなそうというのも良い。人狼のリリもとにかく可愛いし主人公が特に秀でた能力がない一般人というのもうまくできていると思う。ダークファンタジー好きならお勧め。
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