主人公の本質を知ってゆく、ゾクゾクとする
後ろ暗さに好奇心が勝り人間のエグみ、
複雑繊細な部分がありながらも好意で
認められたかったり、衣食住の何気無く
快い状態を求める単純さに笑ったり、
青春期の臨場感ある軽いやりとりの中にも
時代背景が加味され、明るく軽やかさが
ありながらそれぞれの人物の個性が光りつつ
理解のし易い凄まじい作品です。
特異な能力は畏怖や羨望、崇拝や嫌悪などの
対象ともなり、但しそれを保有する個体が
人間ならば心と感情の影響もあり、それらを
形成していく人的・物的環境の違いを深々と
考えさせられました。
「身の程知らずのシンデレラ」で衝撃を受け
拝読し、こちらも心理描写に脱帽です。
先天的な遺伝子と根本の幸せについて
向き合い方の視野が広がりました。
素晴らしい作品をありがとうございます。