ネタバレ・感想あり名前のない病気のレビュー

(4.8) 6件
(5)
5件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
刺さりました
2025年8月2日
初めてレビューを書きました。何か抱えている人に是非読んでいただきたいです。先生、描いてくださってありがとうございました。重い仄暗いものを背負って生きている人。私もそんな1人です。先生、頑張ってください。
引き込まれました
2025年11月13日
家族って何だろう。これは自分も育った家庭が一言では説明出来ない複雑な家庭だったので、よく独り言のようにつぶやいた言葉です。自分の中にある一言で説明出来ない黒いモヤのような部分が作品の中のエピソードに強く共鳴して、噛み締めるように二度読みしてしまいました。きっと何度も何度も読み返す事になる作品だと思いました。続きを楽しみにしています。
重厚な小説を一冊読み終えたような読後感
2026年9月5日
漫画が苦手な人にこそ読んで欲しい傑作です。もちろん漫画が好きな人も楽しめる(という表現がこの作品に適切か迷うほど)素晴らしい作品です。
ほとんどの人はこの作品の多くのキャラクター同様、家族の問題や生きづらさを抱えて、それでも頑張って生きていると思います。作中のどの人物にも共感できる部分が必ずあるので世界観に入り込みやすかったです、もちろん「長男さん」含めて。
私は普段、好きな漫画や小説の実写化は嬉しくないタイプです。でもこの作品を読んで生まれて初めて「実写化(映画化とかドラマ化)して欲しい」と感じました。
一つの家族というごく個人的な体験をベースにした漫画でありながら、世界中どこでも共感されそうな普遍性もある、良い意味で不思議で魅力的な作品です。
それでいて漫画らしいまとめ方というか、エンタメとしての落とし方も非常に美しく、最後はスッキリとした気持ちになれました。
いいね
0件
まだ発見されていない病気
ネタバレ
2026年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一体なんなんだろう。名前があれば楽なのに、名前があれば落ち着くのに。治療法があれば。。。
我が家もまた何十年と精神疾患を患う姉がいるものです。
わたしは結婚をし、実家から離れました。
会わないから、もぅ治ったのではないかと錯覚し、会えば今日は調子が良いだけ?、調子が悪いとやっぱり治っていない、そんなことを考えます。我が家も3人姉妹で姉だけ、まだ実家で親と暮らしています。
私の幼少期には姉の自傷行為、両親への他害がありました、我が家も包丁やはさみ、屋上がよく出てくる家でしたが、姉自身歳を重ねて今は穏やかに暮らしています。
ただ、これが治ったのかはわからないのです。
こういった本を読むと私と似た経験をしている人がいるのだなぁと引き戻される思いです。
幸い、姉はアルバイトのようなことをして社会と繋がりがあります。ただ気分によって休みます。
この生活も親が用意したものなので、作者の兄のように両親がいなくなったら、遺産などで生きていくんだろうなぁと思います。

作者の両親はどんな気持ちで息子を置いて亡くなったのでしょうか。
中年になる中身は未成熟な兄、その兄に生涯悩まされる兄弟。私もそうなってしまうのかな。

幼少期、こういった体験をした方へは、すごく刺さると思います。
ただ涙が流れました
2026年9月1日
正直最終巻を読むまではどことなく陰鬱な雰囲気がある、あまり好きではない展開の漫画だという印象しかありませんでした。

ただ、この物語の終わりはどうなるのか?
誰がどうやって壊れていくのか、それとも幸せになれるのか?など、気になってしまい購入する手が止まりませんでした。

最終巻まで購入し、最後の10ページ、そして最後のページを読んだ瞬間、突然涙が出てきてしまい、自分自身何に感動しているのか、何が悲しく苦しいのかわからない不思議な感覚でした。

ただ、あまりにも抱きしめてあげたいと長男さんをみてて思うと同時に、こういう人はこの世の中珍しくない、もしかしたら自分自身もこうなるかもしれない、そんな恐怖にも似た切なさがありました。

正直世間一般の人にお勧めできる漫画なのかはわからないし、決してハッピーな気持ちになる内容でもないです。
ただ、私はここ最近見た漫画の中でもこんなにも涙が出た漫画は久しぶりでした。
今思い出しても涙が出ます。

まとまりのない文章ですが、ただこの作品は私の人生にとって大切な作品の1つになりました。
ありがとうございます。
いいね
0件
怖くて考えさせられる
ネタバレ
2025年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 30年もの間 実家に引きこもっている作者自身の兄を描いた作品。
長男さんは引きこもりになる前からなんらかの精神的な問題があったのだと思う。でも受診する意思のない大人を病院に連れて行くのは困難だ。事態が悪化して本人や周囲が傷ついたりしてはじめて医療や福祉や警察の介入ができるのだろう。それまでは家族の問題として対処するしかないのだろうか。家族にも長男を周囲に隠したい気持ちもあったかもしれないしどうすればいいのかわからなかったというのもあるのだろう。
家庭環境が作者の性格や考え方に影響を与えてもいるし、もちろん家族全体に暗い影を落としている。どの時点でどうすれば良かったのか、精神的に問題のある人や家族が生きやすくなる方法はあったのか、今現在社会問題となっている大人の引きこもり問題のいい解決策があるのか、色々考えさせられる作品です。
レビューをシェアしよう!