少年漫画のように勢いのある、ほどよくハラハラして続きも気になるこの作品。
もちろん本編も一巻から欠かすことなく追ってはいるのですが……今回ばかりは配信後すぐにこっちを購入してしまいました。
いやすんごい。さすがに全て無修正というわけにはいきませんでしたが、熱のこもった迫力描写の前にはたまにしゃしゃり出てくる白い二本線なんてあってないようなもの。人目を盗みやっとのことで肌を重ねられる2人の貴重なおせっせを、わたくしのようなデバガメがこんなに間近で見てもいいんですか…?と背徳感すら抱くほどに局部のアップがどえらいことになっています…ジーノ、こんなに目一杯で健気にダンテを受け入れていたんですね…
これだけ心血を注いでいても出版時には対象物がほぼライトセーバーになっちゃうのだから、先生方の徒労ぶりは計り知れないものがありますね…伝わるものも伝わらなくなってしまう。
だからといってどの先生もきっと一切手を抜かずに描き込んでいらっしゃるんだろうな。映像の世界でもそうみたいなのですが、カメラに映らない細部にまで(たとえば手紙の文章や戸棚の中など)こだわり抜いて作品を創り上げるらしいので…
もったす先生はもともと比較的緩やかであるにしても、なーんにも見えなかった修正のその下をどんな形であれ拝むことができたなら、読者のわたしも喜ばしいかぎりです。