癖になる。不思議な読み心地。
最初はよくある女性が考えた「ハイスペイケメンに異常なほど溺愛される」話だなぁと思いながら読んでました。間違ってましたね。
ロボットが一人の女性に心を動かされる話ですね。
そしてその女性もそのロボットに人生を動かされる。
理屈で生きていた方が効率的で、そしてはるかに楽だと。頭ではわかっているのに。
そういうようなことを考えたことがある人は、この漫画を読んでいて、胸の奥が少し掴まれたような気持ちになるのではないでしょうか。
また主人公の「のんのん」に対しては、個人的にまるで自分のことのようだと思ってしまいました。
付き合う時も、別れる時も、相手がそう言うなら。
肩書きやルックスを見て「この人と付き合う=世の中の一般的な幸せの形なのでは?」と考えて、付き合う。
そしてその事に自分自身で気づいて落ち込む。
動画の「のんのん」と素の「のんのん」。
誰もが皮を被って生きている。
だけど、そんな「外面」が誰かの心を動かしている。
久々に良作に出会えました。早く続きが読みたいです。
もう少し表現が上手くなって欲しいなと思って星4にしました(最新話の13話は、上手いなと思いました)。