原作読了済み。四巻完結、多分打ち切り。
原作にあったエピソードがいくつか欠落し、登場するはずの人物も登場せず、序盤はむしろ丁寧にコミカライズしていたのが、小説後半が4巻だけに集約されたダイジェストになっている。
物語としては完結しているが、ちょっと強引に纏めたせいもあって矛盾が発生しており、やや尻切れトンボという感想が否めない。
ストーリーとしては現代社会の転生者の聖女に陥れられるゲーム内の悪役令嬢側のやり直し物語。同じようなコンセプトの作品は多いが、やり直しの方法が独創的か。
ヒーローが出てこないのも特徴と言えば特徴。本来なら日陰者だった王女様がヒーローポジかもしれない。
主人公である悪役令嬢だった人物の魅力はまあまあだが、敵方の王子&聖女サイドが頭の中身を含めて色々な部分でちょっと足りなすぎて、相手側の魅力は乏しい。とはいえサクサク読めるのでそのあたりは好みの問題か。
サクッと終わる作品なので気分転換に読む分にはまあまあ悪くない。がっつり読みたいという人には物足りないかもしれない。