ミステリーのカテゴリで興味を惹かれた作品。原作小説があり、そのコミカライズ版なんですね。
小さな骨董品店を舞台に、そこに持ち込まれるアンティーク品がキーとなって繰り広げられる推理物。骨董品店のディーラー雨宮陽人・海星の兄弟、そして刑事の本木(ほんもく)がメインとなりお話が展開します。
陽人と本木の間柄がどことなくブロマンス風味…?と少しだけアヤシイ目で見つつ読了。前述の通り、店に関わることになったアンティーク品にまつわる事件を描いた物語です。
中でも陽人の弟・海星は“不思議な目”を持っているらしく、数多の贋作の中にあるたった一つの本物を見抜くことが出来る。
兄の陽人は彼を“妖精に愛されている”と言いますが、それがどういった意味の表現なのかはまだ未知数…。
絵柄は綺麗で繊細、ストーリーは人死にが出ないライトなミステリーです。
推理物は本格的でも軽めでも好きなジャンルなので、私はなかなか面白く読めました。