ボディーブローのようにじわじわくる名作でした。
過去に同じような経験がある人にとってもない人にとっても、ぶんぶん頷いてしまうであろうストーリー。
身動きのとれない想いの先には進むか留まるかの2択しかない。
テーマはよくあるけどとても丁寧に心情を追っている作品です。
時間の流れ、空気感があまりにリアルで喉奥がキュッとしまって胸がジクジクする・・
でも誰かを想って楽しくも切なくもあったあの頃の感覚が懐かしい。
現在進行形の方はちょっと響きすぎるかも・・
「馬鹿になってなんぼ」まさに一条さんのいう通り。
でも馬鹿になるにもいろんな馬鹿のなり方があるんだね・・勉強になります
2人の行き先を見届けたくて読む手が止まりませんでした。
でも何といっても一条さん素敵。私は断然一条さんがいい。
1巻完結になっているけどなんかフラグたってるしスピンきてほしいな。
前にフォロー様がこの先生の別作品のレビューをあげてくださっていて、それを読んだときにどこかで見たことのある絵だな~ってずっと思っていたら判明しました!
SaucyDog『シンデレラボーイ』のMVのイラストを担当されていた作家さまでした。
先生の作品の雰囲気とあの曲が見事にリンクしていてコーディネートされた方天才?と思います。
(ここで大声で薦めていいのか疑問ですが、曲もかなり有名ですしそちらでも先生の世界観を是非!)