知らない間に出てた!塩坊主とキツネが居てもおかしくない(時代は違うけど)空気感。前作がお好きな方にはもちろん、こちらが気に入った方には塩坊主とキツネの話もオススメ。相変わらず、ひょろりと躱すような軽快さと軽薄そうな表層の下に温かい情がたっぷりのストーリー。上手いよねー。押し付けがましくないの。キャラがみんな素敵。この先、宝子の行き先が気になるけれど、きっと変わらず家族なんだろうなー。おそらく、くっきりはっきりエンドは描かない作家さんなんだと思うのですよ。ずーっと続くこの作品の中で皆んなわちゃわちゃ笑ってるんだろうな、と。この作品は取り敢えず未完で続きがありますが。完結かどうかはあまり気にならない作風。「訳あって」死神・大天狗・河童である「3人の父親」と暮らす「ニンゲンの宝子」。彼らを取り巻くご近所ストーリー。父達が本当に素敵です。何げに宝子のクラスメイト達も好き。