始まりがよくある時間逆行もののロマンスかなと思ったのですが、ものすごく骨太なストーリーに3巻まで読んだところでしばらく固まって呆然としてしまいました。
主人公のアーヴェルと悪女であったセラフィナ、兄のショウ、セラフィナの家族、皇帝側の人々…様々な登場人物がそれぞれの思惑や欲や信念や想いを持って複雑に運命の糸が交差していき、細い隙間をくぐり抜けるように幸せの道を探して必死に行動しますが、本当に難しい。
ただ優しく幸せな日々を送るのがこんなにも難しいなんて…3巻なのに体感で密度が10巻分ぐらいあったので、どうぞこれから読まれる方は1ページ1ページじっくり読まれることをおすすめします。
そして作画が本当に美しいです。素晴らしい画力なだけに痛々しいシーンは少し衝撃的だったのでそこはお気をつけください。しかしこの物語にぴったりな繊細で美しい絵柄で人物の顔も良すぎる!
3巻の終わり方でまた「そう来たか!」と唸ってしまいました。ストーリーも作画も魅力的すぎて…!早く幸せな未来が見たい。アーヴェルもセラフィナも大好きですが個人的にショウがめちゃくちゃ良い男で大好きです。アーヴェルとショウの兄弟愛も良いんだよな…3人とも絶対幸せになってくれ!