誠実、真面目、一生懸命、受けのことが大好き←攻めの要素として私が大大大好きなもの
これがぜーーーーんぶ詰まってました。攻め厨だから攻めに言及しちゃうんですけど、攻めの咲良って内気でネガティブではあるんだけれども根が前向きなんですよね。
大好きで憧れの凪くんへ卒業式に区切りとして自分の気持ちを素直に伝えて満足できるところからして勇気があるし、どういう結果だったとしてもその行動に自分で納得してるからそこまで落ち込まないっていうポジティブさ。そして大学で再会してからも凪くんとの関係を前向きに築こうとしてるし、自分がどうしたいかを考えつつ凪くんの気持ちも考えつつ、ちゃんと気持ちを言葉にする、嘘をつかない、って本当にずっと誠実で……えらいよ……咲良……愛を担保に駆け引きしようとしない攻めって最高だよ……。
受けの凪くんも、人好きするけど愛想をよくしすぎて人付き合いに疲れることもあるから飾らないまま自分を好きでいてくれる咲良に安心するっていうのめちゃくちゃ「だろうな」と納得感があってキャラ造形がかなり好きでした。
ストーリーの大半がゆっくり咲良と凪くんの距離を縮めていくことに使われていて、イチャラブは終盤なのですがそれ、それがいい!だからこそ咲良が攻め感出してきたときに「オッ!!!!いいぞ!!!」と拍手してしまうわけですね。
描き下ろしでそのあともずっと一緒にいてくれてるのがわかって特大笑顔。咲良はずっと誠実に凪くんをまるっと愛し続けるんだろうな。幸せな読後感でした。攻めすぎる攻めが苦手な人、ライトBLじゃ軽すぎるけどヘビーなのは重すぎるっていう方におすすめしたいです!