辛いです。
不快です。
しんどいです。
悲しいです。
涙無しには読めません。
でも、✨キラキラ✨しています。
ハッピーエンドが好きです。
ハッピーエンドを期待して読みます。
レビューが高くて気になっていましたが、戦時中のお話なのでどうしても誰かしら亡くなります。
この時代の日本が大嫌いです。
歴史を紐解けば、いつの時代も必ず戦争が起こっています。
今も世界のどこかで戦争(内戦)が起こっています。
何故戦争は起こるのでしょうか?
人間の愚かさを、(同じ日本人とは思いたくないですが)日本人の愚かさを感じます。
物語は、母親を亡くし親戚宅で虐げられて暮らしていた美津子(16)が、長野で学校の先生をしている一臣のところへ嫁ぐところから始まります。
戦時中は今の日本と違って、自由に発言(表現)すると『非国民』と罵られたようです。
でも今平和な時代に読むと、あの時代の『おかしさ』に気付きます。
戦争は心をも病むみたいですね。
そんな中、一臣は暴力などを嫌い、子ども達にもやらせないように教えていました。
それを政府などに『危険思想』と目をつけられ戦争に召集されてしまいます。
ここから新婚夫婦の遠距離恋愛が始まるんですが………。
美津子も一臣も『非国民』と罵られたりしますが、その心根の温かさに周囲も惹かれていきます。
あの時代、あの病んだ環境の中で、どれだけの人が心に明かりを灯せたでしょうか。
『生きる』ことは簡単ではないけれど、一生懸命逞しく強く生きてます!!
美津子と一臣の絆の深さ、お互いを思いやる心、美津子と一臣を取り巻く人達への伝染を、是非読んで感じて欲しいです。
いっぱい泣けますが、読後優しい気持ちになれます😶