このレビューはネタバレを含みます▼
1作目「黒い後見人」のキャラが登場するので買いました。一応2作目は読まなくてもストーリーについて行けます。/作者は「自分の一部から作られた人間と愛し合うなんて気持ち悪くない?」の考えから本作を思い付かれたそうです。正直確かに…と思いました。本作を読んでいる最中私もアダムと同様気味悪く感じていましたね…/ここからネタバレありです。恐らくアダムと他の管理者二人はクローンと思われます。一方のイブはアダムの復元です。アダムはクローン仲間に感じなかった気味悪さをなぜイブに持ったのか?元ネタ(聖書)にないクローンの存在を出したことから「自分と似ているが少し異なる存在への本能的畏怖」を描かれようのでは、と考察しています。アダムがイブに名前を付けなかったのも、自分と異なる存在だと認めたくなかったからでしょうか…/アダムはイブを完全に自分と異なる他者と認め、彼からの愛を受け入れました。二人に寿命の差はあるでしょうが、残された子どもたちと共に幸せに暮らしていって欲しいです……子どもたちの中からカインとアベルが生まれるだろうと示唆する終わり方がオシャレですね。