ネタバレ・感想ありディグニティ -旅行医の処方箋-のレビュー

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さいごの願い
2025年11月13日
重篤な患者の旅をサポートする、トラベルドクターの物語――。

第一話から涙が止まらなかった。
死の淵に立ってもなお自分らしく生きようとする人々と、その意思と尊厳を守るため奮闘する主人公たちの姿に胸が熱くなった。

末期がん、重度の肺疾患――重い病気を抱える人が、どうすれば目的地に行けるのかという難題が常にあって。
事前に視察し、あらゆる可能性を想定しながら対策し、患者と一緒に旅をする。
莫大な費用がかかるけど、それでもその場所に行きたいと願う人々の、本当の願い…
その命をかけた願いに、また涙が止まらない

でも悲しい話ばかりじゃなく、旅を楽しもう、人生を楽しもうという強い想いが物語の中にあふれていて、旅のワクワク感や楽しさもきちんと描かれているところがすごくよかった

生きるとは何か、医療とは何かを真摯に問いかける、骨太のヒューマンドラマ
人は入院すると患者になるけど、その前に人間なんだと
当たり前のことだけど、この作品を読んで初めて気付いたような気がする

1巻は続きが気になるところで終わってます
なんだか大変な過去がありそうな旅医者・運乗の過去もこれから明らかになっていくのかな…
この作品、すっっごく面白くて深かった。
続きを正座して待ちます
色々考える作品
2025年10月11日
本人の意思、家族の思い、色々考える
作品ですね。
いつかは自分にも訪れる事なので、自分はどうしたいかな〜、と考えてしまいます。
これから続巻が楽しみ!!
いままでの医療マンガにはない設定
ネタバレ
2025年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれの患者さんにはたとえ命を天秤にかけても旅に出たい理由がある。そんな願いを叶えるために医師と看護師が同行しての旅行を体験できる。当然、旅先でどうにかなってしまうリスクはあるのだけど...。そういえば、確かに不慮の事故とかでなければ息を引き取る場所って病院か自宅か介護施設くらいしか選択肢がないなぁと思った。自分は今のところどうしても行きたい特定の場所はないけど、いよいよもう最期かもとわかったらたとえ数日でもベッドから離れて自然な外の世界に触れたいとかは思うのかも。
なぜ2人がこの会社をやることになったのかは1巻ではまだわからないけど、亀が会長なのも関係あるのかな?
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