顔が霞なのに表情豊かな公爵と、顔はあるけど表情筋がほとんど動かない主人公イリスの凸凹なところが面白かったです。読む前は、公爵は呪いを受けた身なので常に厳しい顔をしているようなイメージでしたが、実は明るくチャーミングであっという間にイリスに絆され真っ直ぐに向き合ってて、予想を裏切りとても愛おしいキャラクターでした。イリスも表情筋が硬いだけで本人は感情豊かで思いやりがあり、ふとした瞬間に表れる表情が可愛くて素敵な子です。他にも公爵の従兄弟、叔母、女中のみなさんなどが登場しますが、みんな一癖ありつつも心根は優しく公爵様とイリスのことをいつも思ってくれていて愛おしい限りでした。シャイなイリスと奥手な公爵の距離が縮まっていくのがとても楽しみです。