ネタバレ・感想ありcollar【合冊本】のレビュー

(5.0) 2件
(5)
2件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
悍ましく美しい透明な黯さの白
2025年10月4日
読みホで読める超優秀文学的DomSub作品の合冊版です。ナンバーナイン相変わらずすげぇ。
読みホ登録してない民、頼むから読んでくれください。

まず、ガタイのいい男前に目がいく。
自然と、Subの樹を凝視する。すると、樹の視線の先にはいつも敦彦がいる。(恐らく)樹がSubであることに気づきながら、一切触れずにプレイでいざなう敦彦。敦彦には新というパートナーがいるのに。それにしても敦彦、なんという瞳で樹を見るのだ。それは恋焦がれる者だけが許される瞳だ。
トライアングルかと思いきや、新は生まれたての雛のように敦彦を選んだだけで、彼はまだ卵という世界の殻を破る前の鳥。鳥はアプラクサスに向かって飛ぶ。
雁字搦めの樹は解放されたいのか、己を痛めつけたいのか、黯い海の闇を泳ぐように他の相手を探す。

未読の方も合冊版読み終えたら、恐らく続きが気になって、秒で短話追い派になることと思います。
ただ、まだ続いている。おそらくまだまだ続く。何故なら表紙は樹だけしか写ってないから…!!
困りましたね。生きる理由しか見つかりません。

修正は白抜き。一箇所、消し忘れあり。綺麗。
沼オブ沼作品 ※進度訂正あります
2025年10月3日
読み放題で追っていますが合冊版が出たので購入しました(進度同じです)これは私的には買わざるを得ない・・・
多分Dom/Sub苦手な方の要素が詰まってるし地雷たっぷり感もありますが、そんなことお構いなしにどんどん心に入ってきてその沼にズブズブと引きずり込まれました。

絵がとにかく美しくストーリーにも毒があって(好き)うっすらと陰鬱な雰囲気が漂うのですが(好き)読む手は止まりません。最後には光が差してほしいと祈りながら読んでいます。
絶対的強者の思わぬ脆さと弱者と思われた者の意外な逞しさ。答えはそこにあるのに・・・

単話ごとの表紙に書かれている誰かのモノローグや静の中にある感情の変化の表現が秀逸です。
この先生の作品に出会えて良かったです。読み放題でも読めますが描きおろし可愛かったです!

※ごめんなさい訂正します。進度同じじゃないデス。分冊(読みホ)のほうが進んでます。この合冊1巻は分冊の5巻まででした。
レビューをシェアしよう!
作家名:
ジャンル: BLマンガ
出版社: ナンバーナイン
雑誌: Blend