ネタバレ・感想ありララバイバイリリー合冊版のレビュー

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痛みの中で育まれる愛
ネタバレ
2026年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供のころの友人だった立輝(たつき)と愛瑠(めぐる)。かつてある事件を経て離れ離れになった二人は、運命的な再会を果たす。愛瑠は昔と変わらない距離感で接してくるが、立輝は思いを抑えきれず、愛瑠にキスをしてしまう……。

わが先生の作品にハマり、このところ立て続けに拝読してきましたが、ストーリーの密度と作品のパンチの強さでは、本作はベスト級という気がします。
愛瑠はかつて母親から暴力を受けていた過去があり、そのことが傷になっている。立輝は愛瑠を守りたいと思ってきた心優しい男子ですが、ある理由から兄との間に不和を抱えている。そんな二人が過去の痛みや現在の不安と向き合っていく過程は、胸が痛むところもありました。それでも最後にはまっすぐな愛が通じて、温かい気持ちで読み終えることができます。

重いテーマを扱っている作品です。「映画」が印象的な道具立てとして登場する本作ですが、まさに長編映画のような重量感のある作品なので、時間があるときにゆっくりと読みたいタイプのBLかも。
といっても、BLの楽しみも普通に味わえるのでそこは大丈夫です(立輝と愛瑠のいちゃついているシーンはかなりたくさん見られるので……)。世間ずれしていなくて、子供のような距離感で立輝にくっついてくる愛瑠の無邪気さも、危うい魅力があります。
シリアスな話だからあまり軽薄な言葉で語りたくない……!とは思いつつも、最後にはやっぱり「このふたり超可愛い」と言って推したくなってしまう作品です。
大切に読みたい素敵な作品です
2025年12月31日
わが先生の作品ホント好きで、なんか心にジンってくるような、ずっしり伝えて来るような絶妙に重いのが大好きなんですが、今回も本当に素晴らしかった!!複雑な状況のなかお互いがお互いしかいなくて手探りで成長していくようすが丁寧に描かれていて、特にめぐちゃんはいろいろ足りないまま大人になってるから、これからの成長が楽しみです。BLですが奥が深く考えさせられる作品です
続編あったらいいな!
これ大好き…
ネタバレ
2025年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複雑な家庭環境で育っためぐと、普通の家庭に育ちながらなぜか普通って本当の気持ちなのかな?と思いながら育った、たつ。20歳になってまた巡り会えて、お互いしかいないって思いあって葛藤しながら愛しあって生きていく。映画をみてるような、心に残るお話しです。めぐの家庭環境の描写はあるけど、ハッピーエンド。だから安心してたくさんの人にこの話を見てもらいたい。私はすごくすごく大好きで、何回も見返してる。作者様はこれで終わりと書かれていたけど、小冊子でもいいから2人の同棲生活や、日常が見たいな。ずっと幸せでいておくれ。
"普通"とは何か
ネタバレ
2025年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 応援している作者さまのひとりです。
温かみのある優しいお話を描かれることが多いのですが、今作も該当します。

"普通"に違和感をもつ大学生と"普通"じゃないフリーター、幼なじみ2人の再会ものです。
まず、受けの愛瑠くんに対する「確かにこれは"普通"じゃないな..」と思わせる描写が秀逸です。
そのおかげで、こちらが攻めの立輝くんの愛をより一層深く感じることができるのかもしれません。

お互いが大切に想い合ってるからこそ踏み込めない一線があって、でもやっぱり会いたくて触れたくて..その葛藤が切ないです。

2人が気持ちを伝え合うシーンはとても可愛くてキラキラしています。
立輝くんといると、いつもよりよく喋りよく笑うから喉や顔が痛くなる..辛い痛みを経験している愛瑠くんが、しあわせな痛みもあること、また、自分にとっての特別を実感する様が愛おしいです。

ネガティブな内容も含まれるお話ですが、明るく前向きなエンドですし、"普通"や愛について考えるきっかけにもなり、読んで本当に良かったです。
良かったー
2025年12月6日
試し読みで惹かれて合冊版購入!
ガッツリ長くて楽しめました。
BLというか、色んな悩みとか人生模様も描かれてて、考えさせられました。
一言で言うと、面白かったです!
私はすごくすきでした
2025年12月2日
ガッツリそういうシーンが描かれているわけではないですが、暴力や自死の描写があるので苦手な方もいるかもしれません……
レビューとしてどう書くか難しいのですが……
言葉にするのが難しいような気持ちだったり一般的にはこう!とされてることへのうっすらとした嫌悪感などそういう他人には伝え難いものを抱えつつ…世間で言うところの"普通"からは少しズレてる部分があるのかもしれないけれど、2人の速度で育まれていくんだろうな、今までもそうだったんだろうなという関係性も気持ちの持ち寄り方(?)も私はすごくすきでした、優しい気持ちになれる気がします
絵柄も可愛くて読みやすかったです
2人の未来が幸せで溢れたものでありますようにと願わずにはいられない作品でした
兄貴はクソだがたつめぐが可愛いので最高
ネタバレ
2025年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 分冊版の無料分を読んでからの購入。値段がもちろんそれ相応にありますが400ページ以上あるので、いつもすぐ読み終わってしまう商業BLが残りページを見てまだ読める…まだ読める…と思いながら読めました。とりあえず、ほんわかのみではなくお互いの重めの感情や重い話があるところが私的に刺さり非常に良かった!ただ気に食わないのは兄貴だけです。兄貴に言い返すシーンはもっと言ったれ!となりましたし兄貴の結婚式のシーンはこれでええんか!?俺は許せない!!となりましたがめぐが可愛いのでヨシ。自分も親が好きではないからこそ余計に刺さったかも。ほんわかしているめぐがキッスをコミュニケーションだと思っていたので最後まで行かないかと思いきや、映画が好きだったおかげかエッ⚪︎じゃなくセ⚪︎⚪︎⚪︎と言っていたのがホゥ…いい…となりました。(?)
一体何が出来ただろう…と考えてしまう
ネタバレ
2026年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ あ~…これは…むずかしいな…
めぐの淡々とした感情が幼い頃からの家庭環境によるものだと思うと、正直辛いし重い…描かれてないけど、きっと想像以上に過酷な人生を生きてきたんだと思う。
たつはたつでずっと兄にモヤりながらも、周りに合わせて流して生きてきたんだな~って…自分と重なる部分が多くて、そこんところは共感した。
2人とも育った環境は全然違うのに不思議と根っこの部分が同じで…満たされたいモノを満たし合う相手に巡り合えたのは確かに運命だったのかもしれない(ある意味 共依存ね)。
子供は親を選べない。子供は与えられた環境で生きるしかないから、一生に渡って影響を受けてしまう。親というものの責任の重さを痛感した作品でした。
そうは言っても子はいつまでも子供じゃない。取り巻く環境を変えようとする強さや良い出会いを引き寄せる強さを身に付けて欲しいと願う。これも親のエゴなのかな…
親として、友として、恋人として、第三者として…こんな時に自分に何が出来るだろう…と考えずにはいられなかった。
満たし合う2人が、これからも笑顔で幸せでありますように。
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