ネタバレ・感想あり恋をしましょうのレビュー

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上質短編集6CP◎
ネタバレ
2021年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 様々なシチュでの平凡な男達の恋物語どれも面白く読み応えあり◎

1:〈表題作〉
『目を閉じないで』内〈言葉にできない〉の、仕事がデキるチャラ男で強烈キャラだった小林次長編♪

経営コンサル小林×損保会社荒木部長の話。

大手損保への吸収合併が決まり、合併推奨派の部長の身も心も擦り減った隙間にスルスルと入り込む小林との独身オヤジに〈恋をしましょう〉は、砂漠のオアシスの様な魔法の言葉◎息子君にも響いたおたまじゃくし発言は名言(笑)面倒くさい独身オヤジ二人のややこしい恋の始まり最高◎

2:銀行支店長西尾と強盗和也の駆け引きにも愛を感じ。

3:同期同僚で昔ライバル関係だった二人(南部×広瀬室長)が出世の差が開くも、互いの素顔を知る同士ヘタレで遠回りなモダモダも良き◎

4:八つ当たりパワハラDV春日課長と癒しのピエロ君の話◎

5:トップ営業マンが激務から妻子に逃げられアルコール依存症で休職。転落した彼を献身的に支える後輩が離れて、再起した後の再会まで。

6:〈メモリアルデー〉は『目を閉じないで』の花田次長×村上CPのその後〜面白かった◎村上君の誕プレに悩み、また思い込み嫉妬でひとり暴走する次長の可愛さ(笑)虫除けにカメムシの香水とか(笑)村上君いいヤツ♪

・あとがき笑いました(笑)
西田東さん、最高ですわー
2015年11月21日
短編集。普段あまり短編集で満足する事はないんですが、さすが西田東さん。すべて面白かったし、読み応えあり、感動もある。こんなに短い長さなのに、しっかり詰め込まれてるんですよね。本当すごいと思います。
中でも好きだったのは「胸いっぱいの」と「連れていってくれ」かな。重いテーマでありながら、中途半端になってなくて、きっちりしっかり書かれてる。「胸いっぱいの」のピエロが誰なのかはまったく書かれてないし、正解は解らないけど、絶対彼ですよね。そういう感じ、好きです。「連れていってくれ」の最後は泣きそうになりました。
他の話でもそうですけど「説明はないけど解る」的な所がいっぱいあって、それがすっごく良くて、で西田さんのギャグがあったかくて、もぅ最高です。
西田東さん、最高!
コミカルとシリアスとの
2015年8月23日
短編集。中年達が戸惑いながら、不器用ながらも自分の気持ちを相手に伝える描写が西田東さんならでは。おっさんが描かれているのに、なぜか色っぽい。
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さすがの西田東さんです。
2015年1月27日
全てサラリーマンの話で、前2作は五十歳前後のオジサマ同士&受け、真ん中に三十前後同士、後2作はシリアス物です。真ん中までは少しシリアス混じりな微笑ましい話ですが、ラスト2作が少し病んでるシリアス展開です。わりと刺さる内容なのに最後はちゃんとハッピーエンドなのは、さすが東さんです。絵にクセがあり、ややニッチな内容ですがお勧めです。ラストに西田さんの別作品、目を閉じないでの後日談がついてます。次長(笑)
短編集
ネタバレ
2024年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他所購入作品の為参考迄。216P、表題作と表題作のその後の短編他4作の短編と単行本「目を閉じないで」の表題作のその後を描かれた描き下ろし+描き下ろしあとがき「まんがみち」。「目を閉じないで」収録の「言葉にできない」に出てくる小林が表題作+その後の短編に登場のこちらがスピンオフなのか。そして「目を閉じないで」のその後の話が読めたのが嬉しい。どちらも重めの内容だが「胸いっぱいの」と「連れていってくれ」の2作品は好きというより心に残る作品。
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ザワザワして ざらざら。
2022年8月4日
短編集なんですが、この一冊は 度の作品も 心がザワザワしました。特に最後の二つは 病んでいるなっていう印象で、心が 重ーくなりました。(だからって 嫌な終わり方ではないんですけれど。)一番 いいな、と思ったのは、”あの頃に戻れない”です。どの作品も 相手の痛いところをついて、相手が弱っているところに 自分を印象づけるみたいな感じで、ちょっと 口の中 ザラザラしました。
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いわゆるBLではないです。
2017年10月2日
ボーイていうにはオッサン過ぎますしね(笑)。過労、暴力、酒、離婚、死別。サラッとした絵と展開ですが、背景は重めです。だけど誰しも、毎日全方向に輝いて元気一杯なわけじゃない。オッサンじゃないけど、自分にもある少しの闇に響きます。
そしてオッサン達に癒されるのです。。
最後のお話はほんとにほんとに短いものでしたが、説明や前置きが全くないことが信じられないほど、じんときました。『目を閉じないで』の番外編とのこと、未読なのでいまからそちらを。
短編集
2019年4月14日
西田さんの作品を読むのは17冊目。
女気が微塵もない、仕事をしている大人の男たちがよくて、
けっこう好きなのですが、
この作品は最後まで読むのがキツかった。
比較的キャラが似てるので、それが短編で6作品も続くとお腹いっぱいに...
やっぱり長編の方がいいです。
(私は「願い叶えたまえ」がイチオシ。)
総218ページ。
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作者買い
2015年8月27日
短編集。表題作、合併の為にコンサルタントとしてやってきたゲイの小林。いい男はいないかと期待したものの、担当はおじさん部長で…おじさま恋愛。他、銀行支店長と強盗、同期の元恋人、仕事ストレスで暴力をふるってしまう…、好きだからこそ陥れてしまう…それぞれ短いけど、一風変わってる話で読み応えある。
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