ネタバレ・感想あり花嫁の誘惑のレビュー

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大胆な女性です
2019年8月21日
主人公は大胆な女性です。爽快、痛快、読んで、私のなかのストレスが消えていく感じがしました。読んでいて気持ち良かったので、是非読んでみてください。
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ペネロープ一世一代の誘惑万歳!
2019年4月6日
ペネロープは急いでいた。両親亡きあと育ててくれた叔父ローレンに報いるための一大決心、初対面のステファノへの求婚だ。ローレンの病気を知られる前に、彼を傷つけずに引退させるために自らの結婚を犠牲にしてでも 彼の名誉と会社を守る彼女の献身には感動する。出来る女設定かと思いきや、契約結婚と割り切っていたステファノに恋してしまう少女のような可憐さや初心さが書かれていて好感度も抜群だ。また、コーネルに陥れられたステファノを信じ、過去のローレンの助言もあってステファノを第一候補としているところもローレンとの信頼関係という背景が伺えてとても良い運びとなっている。社交の場でステファノを擁護したことでペネロープの申し出の信憑性を裏付け、貸しも作るという少々やりすぎな場面もあるが、これでステファノを動かすことに成功していくのにはその先の物語の期待感が増幅した。詐欺事件の重々しさはアッサリとしているが、作画の中でステファノの孤独や苦悩は十分に伝わってくる。二人の婚約の信憑性を高めるために画策している事象も面白くて甘々感バッチリで、お互いの愛情も、ジレンマも旨く散りばめられていてトキメキも十分で楽しめました。
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本当は最初から
2019年9月26日
企業買収を結婚と喩える人は多いけれど、相手企業の価値が重要と思う。簡単にあっちとこっち、フラフラ結婚相手を迷うように、しかも、簡単に手玉にとれる、そんなストーリーは、私にはどうも安易な筋立てに感じる。
叔父さまのことも、気づく気付かれないのところ、そんなはずはないだろうって、読んでいてなんかなぁという印象。
そして、何だかヒロインの容姿もこどもっぽい。このような小娘に振り回される、その説得力もっと。
サルヴァトーレ一族を陥れた一件も、事件そのものは別として、業界上位企業のあの動き。ヒロインの会社も、ライバル企業も、上級経営者に、属する人間が割と気軽に出入り、頻繁に接触。皆狭いところでごちょごちょとやるものだから、嘘臭さが満開で、真剣に読めなくなりそうだった。

舞台が大舞台らしいスケールを読み手の私に感じさせない事が、この作品に逆に小粒感を決定付ける。企業買収の話が仮にリアリティがあったとしても、男と女のストーリーとして、いまいちロマンス成分にふくよかさが無い。


原作の設定などにも無理はいろいろあったか知れないが、絵でせめて騙されたかった。ストーリーに柱となる二人の感情、彼の誠意は無い事はないが、肝心のヒロインのふわふわフラフラが、彼女の悩みや苦しさと共存せず、といって、切羽詰まって自暴自棄というのとも違うのはわかるしで、あまり動かされなかった。

「この結婚が偽りだと思っていたのは君だけだよ」のところだけが胸にストンと来た気がする。
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