水呑み百姓ゆえに、或いは身寄りを無くして女衒経由で吉原(他の遊女屋も含むが本作品には無関係)に身を売られ、一時は蝶よ花よとスポットを浴びる。
しかしお職をはるまで、そして舞台裏と落ち目になってからは折檻ややっかみによるいびりの毎日という、吉原遊女の物語をあっさり描いてあります。
出る杭は打たれると言いますが、主キャラが将にそのタイプ。それでも強かに生き抜く姿勢が好印象👍
でも、こういう苦界は現代にも根付いてるんじゃないかな。働き始めの女性にも役職に就く女性にも専業主婦で苦労する女性にも、女社会・縦社会・なんだかんだで男性優位の現実等々と重なるんじゃないでしょうか。
遊女物としては初心者向きのライトな仕上がりで、悪くないと思いますが物足りないです。