未来を時々視てしまうかなで、望めばどこまでも過去を視れるあろう、視ようとすれば未来を視れる並木。
かなでに出会って、あろうと並木は救われて、変わっていく。
特殊な能力を持ちながらも温かく、人を思いやる気持ちを忘れないかなで。
そういう風に育ったのは、やっぱり親に受け入れられてきたからなのかな。
あろうも親には大事にしてもらってるけど、最愛の母親を小さい頃に亡くしていたり、並木は家族に受け入れてもらえなかったり…生い立ちの上で満たされ切れてない。
たぶん、このストーリーは、かなでに特殊能力がなくても成り立ったんじゃないかな。
きっとかなでが未来を視れなくてもあろうや並木を受け入れ、まるごと愛したと思う。
そんなかなでを私も読んでて、すごく好きになった。
心暖まる話でした(゚ー゚*)