単話6まで読んだ感想です。
言葉にならない想いと、言葉にせずにはいられない想い。そんな二人が不器用に少しずつ近づき、寄り添っていく。とても素敵な空気感に引き込まれました。次の話では1年後というように時間がどんどん進んでいきますが、その間にもきっともどかしいふれあいがあったのでしょう。そんな描かれていない時間にまで想いを馳せたくなる、とても雰囲気のある作品です。
七二三がとても魅力的です。まっすぐで表情豊かでナイスバディ。いわゆる「きらきらなイケメン」ではないのに、こんなにカッコよく描けるなんて本当にすごいと思いました。「ははん」と猪去くんを見透かす笑顔がとても好きです。
二人のバックグラウンドはあまり詳しく描かれず、垣間見せる程度なのですが、それがかえって人物像に深みを与えているように感じます。彼らが何を考え何になりたいのか、ほとんど情報がないのにどうしてこんなに魅力的に思うのか。作者さんの中にあるしっかりとしたキャラ設定と表現力を感じずにはいられません。
「これはどういう意味だ?」と謎に思うセリフが何箇所かあります。でもきっと正解は作者さんしかわからないんですよね。なので七二三や猪去くんと一緒に首をかしげながら、あれこれ深読みして楽しんでいます。
作者さんのSNSを見たら、大人になった彼らがとても仲良く、屈託のない笑顔で見つめあってる絵がたくさんありました。きっとこの先、二人が心から打ち解けあい、お互いを支えたりケアしたりできる関係になっていくのでしょう。そんな過程を見れるのが(見れますよね??)楽しみでしょうがありません。毎月1日が本当に楽しみです。