私は 登場人物のお母さんになり得る年齢なので、ずっと ずっと 見守るような気分で 読んできました。長い 長い 彼らの青春を ずっと 見守ることができた事、そして、彼らを通して、女子高卒の私が 二度目の青春を味わる事ができて、楽しみました。と、言っても、白状すると ほぼ 一気読みしました。 メイと大和だけじゃなくって、その友人たちにも 話しが広がるので、ただ ただ メイたちの恋愛を見ていたい人たちには きっと 途中、中だるみにも思えたと思います。葉月先生の堀高も 3巻とは短いながら、メインの高校生とその友達のお話で、実は 私、それが ピカ1と言っていいほど、大好きなんです。ま、そっちの子たちと比べると、メイたちは、大人で 真面目。一定の優しい ゆっくりとした きっと メイに合わせた空気なんだろうなっていう雰囲気が 最初から 最後まで ずっと漂ってて、脱帽。大丈夫、何があったって、大丈夫って 読んでても、安心させられました。メイの語り部も 大好きです。そして、何より、みんな、ちゃんと 年相応に老けていった(苦笑、老ける?年取る?成長する?ま、いっか。)のも 圧巻。あんなに チャラ男に見えた大和が 最後には ちゃんと 20代半ばの落ち着いた男に見えたもの。そのほかのみんなも ちゃんと いい大人になっていました。 もし、青春をテーマにしたものを読みたいなら、今から高校生の人も、今、高校生の人も、ずーっと前に高校生の人も 楽しめる作品です。