通常の王妃とは別に、政務担当の王妃を設け女性にもある程度の政関与の権利がある国。
ただし、それゆえに政務担当の「職業王妃」は国王とは男女の関係を持たない「限りなく対等な臣下」である。
この前提のもと、生真面目なマルティナは臣下として信頼関係を築こうと職務に従事し、国王のクラウスは想い人の彼女を職務上の関係だけで済ますつもりがないことを伝えるも、一途男子によくある伝え方をミスり、マルティナは認められていないと誤解するところから始まるすれ違いもの。
世界観設定上、統治関係に着目されやすい内容を、とても上手に恋愛にフォーカスを当てながら2人の歩み寄っていく様子を描いています。
恋愛作品として昇華されており、コミカライズが上手い漫画家先生と感じました。
ヒロインやヒーロー以外の表情も性格に合わせて描き分けされていて、登場人物が多いのに主要人物が分かりやすくて読みやすいです。
お互い真面目なところがあるがゆえにすれ違いやすいですが、どちらも歩み寄りの努力をしているので、温かく見守っていけます。
年相応な少女らしい面もあるマルティナちゃんが可愛いので、応援したくなります。