このレビューはネタバレを含みます▼
物語は作品紹介の通りです。
人間界と魔界、停戦中ですが、魔族、魔獣による被害が後を絶たず、魔界との断交を叫ぶ人類がいる中、次世代を考え行動する魔族もいるという、この物語の着地点、両種族の未来が明るいものになるかも、と期待しています。
神器の樹姫。
治癒能力や解呪かと思われていた神器の真の力は、所有者の望みを叶えること。
神器故に魔族から狙われる樹姫(おそらく人間からも)。
神器の降臨と真の価値が知れ渡ったら、壮絶な争奪戦が繰り広げられるかもしれません。
力の発動条件は性的身体接触。
樹姫を守る義兄龍比古。
人魔融合実験体の生存者で左腕に魔族の力を有する。
樹姫が神器の力に目覚めてから、腕(魔族)の声と意志が龍比古を苦しめています。
樹姫は龍比古の事を意識していて、龍比古も樹姫の事を特別に思っています。
樹姫が龍比古にトキメク姿はかわいいです。
龍比古の樹姫への想いは兄として、それ以上に特別でもありますが、樹姫が神器として目覚めてから変化が見られます。
樹姫と龍比古の会話、過去の彼女(と樹姫に思われていた、彼女になりたかった同級生達)のお話から、龍比古は恋愛感情にはかなりの鈍感と思われます。
それが、樹姫への無意識の衝動。
兄としての理性とは別のところからくる、性衝動、執着、独占欲。
腕の魔族の影響と、心の奥底の願望なのでしょうか。
何にせよ、今後の二人の進展が楽しみです。
重苦しくなりそうな設定の物語ですが、コミカルな表現やキャラ達の性格もあり、楽しく読めます。