氷室レイカが日常に潜む「精神病」や人間の悪意と向き合う作品。
カウンセリングをして回復する過程を描く話もあるが、「精神病」を通じて人間の弱さや狡さなどを描く生々しさもよく描かれている。また、心理学の用語も要所ででてくるが簡潔に説明されているので心理角の入門書としてもちょっとは勉強にもなります。
個人的に、この作品が面白くなるのは4巻からだと思います。
というのも4巻からは最後に様々な名言になぞらえたラストが用意されているから。これは毎回非常に上手く余韻も残ります。漫画としてとても優秀な表現技法だと思います。これだけでもレベルが高い。。。
おススメの回は何巻か忘れましたが確か後半です。インターネットチャットで「アイス・ドール」とまで言われた氷室レイカが急に現れて顔文字を使って自分語りをする回。冷静沈着で笑顔を見せないレイカさん、顔文字使うのかよっていう・・・。