孤独を抱えて裏社会で生きてきたテツと、いじめられたトラウマを持つ二子のお話です。
読み初めは二子の幼少時代のイジメ体験から重~い感じでスタート。すっかり大人になった私がイジメやヤクザ・イレズミとかの話に感情移入出来るかなぁ~と思っていたのですが…しっかり出来ました(笑)ストーリーは特に前半重く切なく苦しく、でも二人が出会うことで真っ暗な未来だけではない光を見ることが出来ます。作者の描く、切なく悲しい男の表情が何とも言えません。お互いがお互いを必要とし、生きていく上で唯一無二の存在に出会えるって本当に素晴らしいことだと思いました。強い絆で結ばれ、新たな人生のスタートをきった二人を応援したい気持ちでいっぱいです。テツが二子に「お前の存在が俺の幸せ」と言い切った言葉…本当に感動! テツの男気最高!