ネタバレ・感想あり凍鉄の花のレビュー

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史実を知っていても…
ネタバレ
2021年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結末を知っていても、見事な脚色(良い意味で)に泣かされました。また読みたくなる内容です。
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梅は梅
2011年11月4日
新撰組が好きなのと、沖田総司が二重人格という設定に惹かれて購入しました。
総司が主人公かと思いましたが、土方歳三が主人公(と、私は思います)です。

二話以外、総司の視点から新撰組の時系列に沿って土方がどの様な武士であったかが描かれています。人間味ある苦悩を経て、鬼と呼ばれるまでの、土方の美しく儚い生きざまが伝わり、最後の梅を背景にした土方に思わず落涙してしまいました。

また、芹沢鴨をこのように描いている作品を始めて読みました。この芹沢の解釈も素晴らしく、更にこの作品の厚みを増す解釈だと思います。

新撰組を良く知らない方も、好きな方にも読んで頂きたい作品です。

絵も内容もとても美しく、こんなに少ないポイントで購入できるなんて信じられません。

☀☀☀☀☀では足りないくらい、オススメします。
沖田ファン
2020年2月27日
沖田ファンにはたまらん設定でした。でも沖田父の話は何だかなぁ。意外と芹沢さんがよかった!主要キャラしかいないから想像で補完してしまえる。本としてはもの足りないかな?でも絵も綺麗だしサクッと読めるので新選組ファンには楽しめると思う。
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総司と土方。
ネタバレ
2022年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新選組の古参の二人。
今回は、新選組発足当初のあたりが多く描かれています。
総司と土方の関係性がいい。
どちらも、長い時間一緒にいたからこそ、互いの意思を尊重、思いやり、同志としてというところがこの1冊につまっています。
絵もきれいです。
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何を描きたかったのか
2012年5月9日
新撰組の超主キャラ:土方歳三・沖田総司と、ヒールとして存在した芹沢鴨の関係性がテーマ。

それぞれが信じる“侍としての義そして生き方”を、死をもって貫く展開です。

テーマを絞りきっているからか、少ないページ数で事足りはします。繊細な画風が、特に歳さんのイメージに合っていると思います。

が、歳さんを総司の仇と設定し、鴨さんを繊細キャラ設定にして何を描きたかったのかが理解しがたい…。更に時系列が過去と現在を往き来し、新撰組の有名な逸話だけを取り上げているからか、どうにも駆け足かつ表面的な印象を拭えませんでした。混乱し重苦しい雰囲気に、幕末のそれを疑似体験できるとも言えますが。
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作家名: 菅野文
出版社: 白泉社
雑誌: 花とゆめ