表題作は、姉の旦那さんに一目惚れ(失恋)だけど、
お姉さんが亡くなり、代わりに抱いて欲しいと
身体を差し出すお話。
切ない感じに仕上がっていますが、
ストーリー自体はどこかで見たような…真新しい感じがしませんでした。
なので、表題作の評価は3。
ちなみに、表紙の2人は「愚か者の〜」の主人公だと…
ややこしっ!
「この道を行けば宇宙」不動産営業マンと土地を売らない地主のお話。
売却のお話をしに行くも、暖簾に腕押しな毎日。
ある事故をきっかけに、2人の仲が進展していきます。
絵本作家という主人公の設定がよく生きていたと思います。
ただ双方の魅力がイマイチ伝わらず、こちらも評価的には3かな。
「愚か者の恋には棘がある」と「oh,my hero!」
こちら、「oh,my〜」が巻末にあるので分かりにくいのですが
「oh,my〜」が先に描かれ、
作者さんがお話に愛着が湧き「愚か者の〜」が生まれたそうです。
ヒーローっぽいって周りから言われちゃう友井に対し恋心を抱く横田。
通勤電車の中で、会社で…姿を見ているだけで十分だったが、
ある雨の日に女装中の横田にキスする友井。
以来、電話で世界を共有する2人。
電話じゃ足りなくなる横田。友井サイドの心情も描かれているので、
お話は分かりやすいです。
ホモだって自覚はしてるけど認めるのも怖い友井のうだうだした感じを
気にいるか気に入らないかで印象は変わるでしょうね。
私はリアリティがあって好きでした。
構成も主人公の心情も行動もちょっと個性的で、
そこを気に入って評価は5。
トータル4にしようと思ったのですが、応援を込めて👑5にしました。