ネタバレ・感想ありわたしが死んだ夜のレビュー

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忘れがたい作品
2024年10月21日
なかよしで読んで、単行本も持っていました。大人の鑑賞にも耐えうる心理描写やサスペンスタッチの作品を数多描いていらした作家さんですね。同著作の「魔女に白い花束を」と、この作品は忘れがたく、ふと大人になってもまた読み返したくなる名作ですね。今の漫画にはない、なんとも言えない懐かしさもあります。
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懐かしい
2024年7月7日
小1の頃、単行本で読んでいつまでも忘れられなかった名作。この本でロシアンルーレットという単語を知ったり、双子をめぐる軋轢や葛藤などの複雑な心理を学んだり、心が壊れるということを知った。昔の少女漫画って文学作品と変わらないくらい人の内面を引きずり出すような深いものが多かったな~と改めて思った。
名作
ネタバレ
2024年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私が産まれ育った町には双子の人たちが多かったのですが、同級生ではなかったので彼らや彼女らの気持ちが分からなかったですね。ましてや私がこの作品を読んだのは小学生の頃でしたから。大人になってから芸能界に実は双子の人たちが多いことを知ったのですが、やはり皆さん比べられることが嫌で嫌で仕方ないようですね。双子ではないのにデキのいい姉と比べられるのが凄く嫌だった過去がありますが、双子ならではの苦悩があったと思いました。双子だってだけで仲良しだと思われたり同じ人を好きになったりして2人でロシアンルーレットで賭けをして勝ち誇ったクレアでしたが、あの夜死んだのはエバではなくクレアのほうだったと。深いですね。同時収録のお話もバッドエンドでしたね。「信じる」ってそっち?みたいな。この作者さんの作品は小学生の頃から読んできましたが、あの頃に作者さんの真意が私に理解できてなかったのが悔やまれます。
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2作品収録、いずれも名作です
2022年12月10日
タイトル作ともう1作品収録されてますが、いずれも名作です‼読後の余韻が半端ありません。コミックスも持ってましたが、大人になっても時々読みたくなる深いお話でした。他の方も書いておられるとおり、私もこの頃の絵柄がゴシック調で1番好きです。この本がお気に入りの方には『ブローニィ家の悲劇』もおススメです😉
この頃の絵が好き!
2020年3月8日
作者様は昔の絵の方が綺麗で可愛らしくて好きなんですが残念
ホラーではないのですが、綺麗な絵柄とヨーロピアンな雰囲気が相まってなんだかものすごく引き込まれる
好みかな?
キャラクターが最近の少女漫画より遙かに魅力的に見える
悲しみ
2019年9月29日
双子の人達の気持ちは、分からないですが、この作品の双子は、双子ゆえの悩みがあったんだなと思いました。
なつかしい
2018年5月2日
なかよしを買っていた頃の、記憶に残る漫画。
やっぱり面白い!
双子の宿命?
2016年12月7日
エバとクレアは命懸けのロシアンルーレットをしてクレアが勝ちます。クレアはこれで彼は私のもの!と有頂天になりますが、双子の自分達を見分けた上で自分だけを選んで欲しかった筈なのに、彼にも選択権はあるという視点が完全に欠けています。クレアはそれが最後まで理解できず、勝ったはずなのに何故?という気持ちのまま、今度は自分がエバになれば彼は私のもの!と現実逃避してしまいました。でも、彼の気持ちを無視した行動は勝負を仕掛けたエバも同じ。エバとクレアの違いは、勝負によって挫折を知ったか知らないかだけなのかも知れません。勝ったクレアがあんなに傲慢にならなければ、彼に愛される未来もあったのかも…。
「いい子」ではない主人公の恋物語
2024年7月30日
201ページ。
中篇2作入り。
古き良き、外国が舞台の少女漫画。そしてハッピーじゃない。それが良い。
〜〜〜〜〜
・表題作 双子の少女、互いへの苛立ちと恋の鞘当てとその崩壊。双子らしい葛藤が良かったです。同じく双子として生まれた祖父の話が物語の奥行きを増していて、そちらもまた良し。
・『緋色のマドモアゼル』お嬢様の恋物語、ちょっとサスペンス。裕福な家に生まれた、美しく高慢な主人公……でもかわいいところもあって、キャラクターとしてはけっこう好きです。幸せになってほしいな。
〜〜〜〜〜
どちらの主人公も、決して「いい子」ではありません。
けど、この作者さん、匙加減が好みなんですよね。「いい子」ではないけれど「悪い子」でもない、誰もが持っている臆病さだったり傲慢さだったりやさしさだったりが上手い具合にミックスされていて、身につまされる部分があったりする。人に寄りかかるような「嫌な子」ではなくて、自分で自分なりに行動しているのも、私の趣味に合う。
……なので、どちらの話も、お相手の男性キャラに対して「こんにゃろう……」という気持ちが抑えられません。あいつら、なかなか非道ですわ。
子どもの頃に読んだ懐かしい作品
2020年6月30日
当時は双子は珍しくて憧れたけど、それなりに苦労もあると考えさせられる。主人公たちのヘアスタイルも好きだった。
もう一編『緋色のマドモアゼル』という作品も収録。裕福で美人な娘が、過去に様々な人の心を傷つけてきたことに気づいて反省…というストーリー。この頃の『なかよし』は教育的で良かった。悪行をすると後に不運がやってくるという、まるで絵本のような教訓があった。
親だけでなく、私たちはこうやって会ったこともない作家さんや編集さんのような色々な大人に育ててもらってるんだなと思う。
あまりにも…
2017年8月17日
懐かしく読みました。漫画だからここでおしまいだけど、その後どうなったんだろうとあれこれ妄想してしまう。
懐かしい
ネタバレ
2014年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 双子のクレアとエバのお話です。なかよしで昔読んだので懐かしい気持ちでいっぱいでした。子供の頃はクレアがかわいそうで仕方なかったのですが、今はどちらの辛い気持ちも理解できます。母親の気持ちも、、、やはり少し考えさせられるマンガです。
悲しい2編
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「わたしが死んだ夜」→周囲から間違われたり、仲良しと勘違いされたり、二人が常に同じものを好きになったりと仲の悪い双子の姉妹クレアとエバ。クレアとの勝負に負けて従うエバでしたが……。しかし勝った方が壊れるとは意外な結果。
「緋色のマドモアゼル」→周囲からは疫病神と呼ばれる美しいお嬢様アデリーヌ。真面目で真摯なジャン=ルイと婚約。しかし過去にしてきたことを思い出し反省するも時既に遅し。バッドエンド。
『双子』が要因ではなく自業自得
ネタバレ
2017年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ この漫画は初めて読んだときは自分も一卵性双子で生まれたばかりに起きた悲劇だと思っていた。でも自分自身(二卵性でも)双子に生まれ育った経験からしてみれば今読み返すと単にクレアが子供なまま思春期を迎えてしまったことで起きた自業自得としか思えません。
エバは「命を懸けたロシアンルーレット」に負けたとはいえ、負けたことでしゅういや相手の気持ちを思いやることに気づいた。
しかしながらエバの振る舞いは自分のオモウママニならなければ気が済まないただのだだっ子だ。
初恋のレインへの失恋から起こした行動もその後招いたクレアの人格崩壊も彼女のわがままさ、傲慢さが招いた自業自得によるもの。ごうまんなクレアが自分の事をあれほど憎んでいたエバと思い込んでしまう。これは傲慢なクレアに神が与えた大きな罰なのだろう
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作家名: 曽祢まさこ
ジャンル: 少女マンガ 恋愛
出版社: 講談社
雑誌: なかよし