1から15巻まで一気に読みました。
姫が女王になるまでの過程を描く。
歴史物のようでいて、完全なフィクション。
恋愛物と言うよりは、成長物語。
登場人物一人ひとりに個性と魅力が詰まっていて、話の展開も続きが気になるし、面白いです。
絵も美しい。
兄弟の描き分けとか本当に絶妙です。
すごく似てるけど見分けがつく。
亜姫は14歳、15歳、16歳…と成長につれて顔が変わっていくのも見どころです。
王は人ではないため、王の顔を描かないのも面白い。
女王になった亜姫も顔が描かれてなかったですね。
亜姫の内面に割とスポットライトがあたっているため、少年漫画や青年漫画を読み慣れていると、政治や戦の描写にやや物足りなさを感じるかもしれませんが、
子どもから大人、姫から女王、
亜姫が成長していく様子は、読者を魅了してくれます。