ネタバレ・感想ありつらつらわらじのレビュー

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殿様がイケメンに見えてくる
ネタバレ
2025年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつものほれぼれするイケメンとかでなく、丸っこいむっくりした簡素な絵柄の時代劇漫画。
まるっこくていかつい無口な殿様が参勤交代で江戸を目指すお話。
殿様が暴れ馬を懐かせたリ、イキなはからいをしたり、ねっとりした愛憎劇とか、目を奪う戦闘シーンはなくてずっとほのぼのしてる感じなんですけど、でも、読んでしまう。
けっこうさくさく新刊が出て、最後まで読めました。
この作者さん、こういう絵柄のこういう話も描くんだなあ、と感慨深かったです。
メディア化とかは実写でも特に見栄えのする事件が無いので難しいかなあ、とは思いますがでもほっこりくる良作です。
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懐手でアゴをさするギョロ目の殿がいいわぁ
2024年6月7日
まず、殿が渋くてかっこいいんだよなぁ、懐手してアゴのあたりをさすってるポーズ、これはもう往年の銀幕のスターの姿そのものって感じ。参勤の旅で成長していく二人の若者(家老と間者)、この二人もすごくいい! 絵で熱く語りセリフは深くて重い、さすがオノ・ナツメ! あとね、あのお馬が好きだわ、名前は百楽、面構えの良さも目つきの悪さも最高でしたわ。
こういうマンガが読みたかったんだ!
ネタバレ
2023年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ と心から思った。おそらく2023年に読んだ中で一番気に入った本になるだろう(今日は12/15)。なぜ今までオノ・ナツメを知らなかったのだろうか。
間違いなくすごく良い作品なのだが、あまり江戸時代に興味がない方にはとっつきにくいかもしれない。時代劇とか落語の世界が描く「江戸時代」とは一線を画する、史料・資料に根差した内容になっている。お殿様の名前(呼び方)なんか「マンガでそこまでこだわる?」と思うほどややこしい。多分、熊田家のモデルは池田家だろうと思うし、御公儀御庭番の家筋に、漢字は違うがクラチ・コサカ・カワムラは実在する。デフォルメの強いかわいい絵(でも上手い)とは裏腹に身の詰まった味わいの深さ。江戸時代好きにこそ読んで欲しい。
登場人物は多いし、道中それぞれの物語が進んでゆくのだが、個人的にはこの物語の主役は(殿は別格として)三郎左だと思っている。「私も 富士の山を見て過ごしとうございます」は本当に泣けた。彼は今でも、おそらく一生、恋し続けるのだ。
長旅じゃ、じっくり読もう。
ネタバレ
2020年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一見雑で手抜きな平べったい絵に見えるけど、目線やコマ割りで語る圧倒の臨場感。大集団から各キャラの個性が浮き出る緻密なストーリー。
で、何と言っても殿!ほぼ全編片目に溢れるカリスマ!惚れた。

ところで大名の参勤道中って、東海道53次とかとは全然違うのな。
ずっと前から旅程も宿場もがっちり決まっている。で予定通りに進行させるための時間管理やルート変更。先に宿場に着いて本陣の用意をするチーム。予定外に他集団とすれ違う場合の慌てぶりと緊張。故郷留守宅や江戸屋敷への毎日の報告。馬専用渡し船。大名の駕篭かきの料金表。他いっぱい知らん事ばかりだった。
明確な起承転結を好む人には向かない話。
2019年11月15日
私はすごく面白かったのだけど、レビュー評価が低いみたいで残念。
熊田藩のゆく末や越中守様のゆく末がこうなりましたと明確に描かれてなかったのが意味わからんと思われて低評価なのだろうと思いますが、
私としてはさてこれからどうなるや?で終わったのも楽しく思います。
サブタイトルの通りに参勤の道中の絵巻と思えば、その後の顛末はこの作品の中に納められずとも納得です。

オノ先生の描く人物像を楽しむのが好きな方には楽しめるかと。
事件と解決を求める方には不向きかと。
多くの方に読んでいただきたい逸品です…
2018年1月9日
他の方がレビューに書かれているように、こちらを物語にぐいぐい引っ張るような、分かりやすい物語構成ではないかもしれません。ので、読み手を選ぶお話だと思います。
ですが、ほんの少しお時間を割けるのならば、間違いなく、今までみたことのない物語を味わえます…まったりゆっくりじっくり味わえます…
もし。オノナツメさんの作品が好きならば、江戸時代ものに惹かれるなら、参勤交代を血の通った物語で学びたいなら…、全身全霊でお薦めしたいところです<(_ _*)>
読み進むうちに、人物の見分けもつきますし、何より、殿の、御家老衆の、小姓頭の、お庭番衆の…、たくさんの人の想いがざわざわと伝わってきて、まさに一筋縄ではいかない参勤交代となります。
本当に。一人でも多くの方に読んでいただきたい逸品だと思います。
あ。誉めすぎですか?(((((゜゜;)
いや、評価があまりに低いので、つい声高になってしまいましたが…。
…この物語を、誰かと分かち合いたいものです(^-^)
最初は
2021年5月12日
なかなか見分けがつかなくて
昔のお話しですし、少し時間がかかりましたが、途中から
何を描きたいのかがわかり
少しづつ殿の包容の大きさと豪快でありながら繊細なセリフ
すごく魅力的でした
家老衆の成長と誰よりも殿を尊敬している眼差しに
ものいわぬ絆を描くのがうまい作家さんだなと改めて。
時間をかけて読むといいかも。
読みたいけどしんどかった^^;
2018年11月20日
若い和泉くんが家老となってしまい参勤交代で江戸に向かうお話なのかな。生真面目さからの憂いも良さげ。

いろんな立場の人達のつぶやきから思惑や人の温かさや若者を育ててる感がわかり、どう話が転ぶのか面白そう。
お殿様が魅力的。幕府からは変わり者扱いされているけど、和泉くんを育てようとしてるし、下の者達からの信頼は厚い人みたい。

たぶんすごく好きなテーマだけど、私には億劫。もっとストレートにストンと心に落ちてきて欲しいなぁ。もう少し入りやすい構成で読んでみたかった。

あとこれ、プロローグが一番読みづらいと思うんですよね〜。開いてアレルギー反応起こす人多そう。
好みがわかれる
2016年10月7日
さらいや五葉が好きで ふたがしらを読んでみましたが酒を飲んで暴れるのが苦手で読むのをやめました。つらつらわらじは参勤交代の話で独特の空気、間、葛藤がとても良かったです。ただ、退屈に感じる人もいると思います。ふたがしらは実写ドラマ化しましたが こちらは映画化して欲しいくらい好きです。
惜しいです
2016年1月7日
時代劇は好きですが、この作品はなんだかとても複雑でストーリーが分かりづらかったので、読んでいて頭を抱えてしまうぐらい疲れました。
???
2015年10月29日
いつもとは違って、あまり心理描写がなかったせいか物足りなかったな。
うーん
2015年10月20日
絵は独特で味があります。
ただ、人物の顔がみんな同じにしか見えなくて
ストーリーに入り込めなかったです
う~ん…
2015年8月6日
ひたすら江戸時代の参勤交代の道のりの話っぽいのですが、淡々としていて、一巻の途中で飽きてしまいました(>_<)読み続ければ面白くなるのかな?絵も独特です。デフォルメされてる感じ。(可愛い、といえるのかどうか…)
曲がり角、なのかな。
2017年7月27日
人気作品をたくさん描かれてるオノさん。
独特な絵とストーリーを描かれる方って、どっかで流れが変わる地点がある気がする。
それが今なのかな、と思いました。
「読もう」と思わないと読めない。
読ませて、ひっぱってくれるマンガじゃないなと感じました。
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