松本先生がこういうガチめの卓球漫画を描くというのが想像できなかったけど、スポーツ漫画でもこんなにも芸術的センスと、テンプレ的な勝負の表現とは全く違うのにスピード感、強者感を漲らせていてめちゃくちゃ凄かった。
わかりやすく泣いたり悔しがったり感情を表に出したり説明せず、むしろ無表情だったり、絶世の美形は出てこないのにみんなかっこいい。
悔しさ、勝ちたい気持ちとか、言葉にならないような複雑な感情がたくさん伝わってくる。
アニメの方も湯浅監督が最高峰の表現で神アニメに作り上げてくれてめちゃくちゃよかった。
松本先生の作品でも現代ものなので、とっつきやすいと思う。
血と暴力の裏社会でも無く、卓球の勝負に勝ちたい。そんなシンプルな感情が最高に面白い男子高校生の熱い卓球漫画。