ネタバレ・感想あり三日月、朔月、十三夜。のレビュー

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可愛らしいもの、大切なもの、宝物、魔法
2024年2月20日
忘れてしまっていたけど…この本、たぶん昔もっていた(^_^)
好きな物語は昔も今も変わらない。
例えば『星の王子さま』のような?優しく繊細で柔らかな感情表現。可愛らしいもの、大切なもの、宝物、魔法。
大人になって毎日忙しくて忘れてしまっていたキラキラした大切なものを思い出して…涙でた(思い出し泣き(^_^)
昔話っぽさのある表題作がとても良い
2023年9月8日
200ページ。
4作入り。
表紙イラストでもある表題作は巻末に入っており、前後編。
子供に怖がられる主人公の青年と、その父親で営む町医者が舞台。薬を盗みにきた二人の子供、そこにはふさふさの尻尾と耳が。素敵なおとぎばなしで、金魚が夏の熱を吸うっていうのがたまらない。医者であることの真摯な思い、大切なひとの為にがんばる子供の心細さと懸命さ、誰しもが持っているささやかな力の魔法。とてもあたたかいです。星5つ。
〜〜〜〜〜
・『獅子座、蟹座』(前後編)近未来の地下都市が舞台。アンドロイドを拾った少年、成長した少年とアンドロイドの少しすれ違う気持ち。流れ星への願いごとって良いよね。星4つ。
・『私立黎明付属中第二演劇部』学園祭で見た人魚役に憧れて同じ中学に進んだ友達二人。しかしその人魚役の正体は……?ちょっとにぎやかな、でも作者さんらしい繊細さのある、気弱な少年が少しがんばる話。
・『りんごちゃん』『りんごちゃん2』なかよしの女の子(中学生?)二人の、ささやかな、なんてことない、とても大切な心のつながり。女子二人も出てくる小物もかわいい。星4つ。
また会えた
ネタバレ
2021年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 懐かしい作品です。遠い昔、学生時代に、書籍で持っていました。引っ越しなどの間に見当たらなくなっていた本にまた会えて嬉しいです。
絵が少しごちゃごちゃして見えるので、スマホでは見にくいと感じるかもしれませんが、優しくふんわりしたお話が詰まっています。
表題作が1番好きで、医者の親子がケモノのチビたちを助けるドタバタが優しく切なく愛おしいです。お母さんを助けたい子供の必死さと無謀さ、その根源にある大きな不安が上手に描かれていて、久々に読み返せて嬉しいです。
恋愛のトキメキなどはほとんどないお話ばかりですし、作者さんの絵としても古く感じられると思いますので、純粋に電子ブックとしての評価は⭐︎5とは言えないかもしれませんが、今読んでも、学生時代に感じたのと同じ愛しさが湧きましたの、⭐︎5で応援させて下さい!
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