暁人は子供のころから桂木だけを見ていた。美しく完璧な桂木に、たとえ憎まれてさえいても。狂おしく求めても、心は手に入らない。やっと近づいたかに思えたのに…。
切ないという言葉じゃ足りない。どちらの立場に立っても胸が締め付けられる!
お話はどんでん返し続きですが、まだまだ隠し玉がありそうです。
なかなか出会えないような読み応えのある作品。様々な背景と葛藤、時間経過があって重みがあります。時代に裏打ちされた恋愛以外の物語性も高いです。BLだからこそ、設定が生きて良いんだけど、限られた読者にしか読まれないのが残念。
込み入ったお話なので、二回目の方が二人の気持ちが良く分かります。
3巻の終わり。相手が最も望まない事を、相手の為にと選択してしまう二人。
なんてことを!! 先は長そうだ-。二人に、彼らなりの幸福な日々はやってくるのか!?
某サイトでは続き出てるのに。シーモアで続巻出るの待ってますよ(T-T) 早く~!!