同時期ぐらいに出されてる他作品よりはマシでした。どうにもこの作家さんは自己陶酔が強く感じて。そして、今作はかなり楠本まき先生を感じました。年齢も差ほど離れていないお二人、系統も似ているので影響し合っているでしょうか。実際に作家さんが影響受けてるのかは不明ですが、絵のタッチ、詩的なストーリー、そう感じました。楠本まき風BLというか。
短編5作品なのですが、どれも死で終わったり絶望的だったりで暗いです。思春期には受けそうですね。3作目のは特に登場人物みんなメンヘラで虫唾が走りました。特にメンヘラ女とそれを受け止める自分に酔う男。主人公もコイツの性癖見破ってメンヘラ貫き通せば報われただろうに。4作目、5作目は好きです。