妻ケイトがこのところ余所余所しい。自分が何をしていても仕事があるからと言えば理解を示すのは、見放されているからではないのかと疑心暗鬼になっている夫ライアン。その真偽を確かめるために「夫には愛人がいます」と手紙を作ったところからドラマは動き出す。作家故にか、あれこれと画策しすぎなところが鼻につくものの、なかなか面白い展開でした。しかし、策士策に溺れる。夫婦連名でリザーブしたホテルに妻が追いかけてこないガックリなんていうのには笑いました。待ってたのねフフフ。自分に関心を向けたくての行動に子供じみた幼さを感じはしますが、それもまた可愛らしくも感じました。しかし、ケイトばかりを責めるライアンに腹も立ちます。夫に負けじとビジネスに集中しているケイトにライアンが興味を持つべきだったのではないのかと、彼女の仕事内容やその人間関係などを彼が少しでも興味を持てば、こんなに拗れはしなかったのですがね。