未遂者ダケを無人島に隔離。。。こんな法案通ったら世界中から避難ゴウゴウ間違いなし💦
ですが、まさに17巻ものコミックでしか描けない、丁寧な『人間』再生のドラマでした‼
孤島に捨てられたと自覚した瞬間、絶望で死を選ぶ者、ヤケになり暴挙に走る者、パニックに陥る者、様々な人々のなか、状況把握のため落ち着いて行動できるリーダー格が現れますが、主人公では無いトコロが、このコミックを洗練されたモノにしていると思います♦
主人公セイは、感受性豊かで繊細で内向的な、ごくフツーの青年です🐱
ゆえに、上陸直後は狼狽え、惑い、『死』と『生』の間でフラフラ。。。
そんな彼が、絶望の果てに心を閉ざした少女りヴと 出逢い、自分の弱さを見つめ、生きる為に動物を狩るハンターとして自然の中で成長してゆく過程は、読んでいて、心から応援したくなります☘
絶海の孤島という閉ざされた極限下、人々は各々のリーダーに従い、次第に『生』への執着を取り戻してゆく。恐らく最古の社会事業である『戦争』が、なぜ起こるのか? 。。。それは古今東西、共通して『守るため』なので、当然ココでも闘いが起こります。社会の縮図のような舞台で、社会悪的な人間や、サイコパス的な人間が、必ず登場し、破滅の起点となってしまう。。。このあたり、本当に丁寧に、リアルに心情描写されてますね😓
しかし、作者様の『人はなぜ生きるのか』という謎への答えが、偉大な『母』『先祖』『生命』への尊敬と共に、全編通してシッカリ描かれ、キレイ事ではない、人間讃歌へと昇華されています♦♦♦
生きるコトに意義を見失いそうな、迷える現代人に、シンプルな『生命』への感謝を突きつける、名作dramaです👑